「もう一度言うよ、鈴ちゃん、どうか結婚して僕の奥さんになってくれ、頼む、うんと言ってくれ、言ってくれないと僕はこれからの試合に全部負けそうな気がする」
真剣な顔つきの彼が瞳を震わせて私を見る
もう私は涙を隠すことは出来なかった、喉の奥に熱いものがこみ上げてくる
心が取り換えられたかのように軽やかになって、このままどこまでも飛んでいきそう、つまり、これが幸せだってことだ
人生がこんなに素晴らしく、期待に満ちたものなんて思ってもみなかった
もう今までの過去も迷いも何もなかった、私はこの人と新しい人生を歩んでいく
私は彼に満面の笑顔で言った
「もちろんイエスよ!柚彦君!よろしくお願いします」
その後は二人で泣いて笑って大忙しだった
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