『彼もまだホントは子供だしね』
叔母さんに言われて私もハッとなった。
『てことは、私はこの子だけじゃなくて彼のことも育てなきゃいけないの?』
って。私は彼と二人ならこの子も育てていけると思ってたけど、ホントはそうじゃなくて、私が一人でこの子も彼も育てていかなきゃいけないんだって思うと、急にすごく怖くなってきた。
『え? そんなの無理……!』
って思った。そしたら叔母さんは、私の背中をそっと撫でながら、
「大丈夫。彼のことまでは無理だけど、この子は私も一緒に育ててあげるから」
って言ってくれたんだ。
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