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鉄の錆びた匂いと濃密な体温が充満する、薄暗い給水塔の陰。
「……なぁ、ドブネズミ。俺の身体に興味があるんじゃなかったのかよッ!?」
胸元を掴み上げ、壁に押し付けながら叫んだGatitoの顔は、屈辱と激しい嫉妬で真っ赤に染まっていた。
背中に魚の骨柄が入った黒いパーカーは大きく乱れ、緑の赤い眼が涙ぐむほど濡れている。
トゲ付きの首輪と腕輪が、彼の全身の震えに合わせてシャラシャラと小さく悲鳴を上げていた。
キラーとしての意地も、オラオラ系のプライドも捨て去った、自暴自棄で切実な逆襲。
しかし、その全てを受け止めたRatの口元に浮かんだのは、慌てる色など微塵もない、あまりにも優位で狂気的な笑みだった。
「ふむ……観察記録修正。君は僕に捕まるのが嫌なんじゃない。僕の手で弄ばれ、甘やかされる快感に……すっかり溺れてしまったんだね、Gatito」
「なっ――ッ!?」
Ratはヘルメット上のサングラスを完全に押し上げると、赤手袋を嵌めた左手で、自身の胸元を掴んでいたGatitoの両手首を一括りに掴み上げた。
抵抗しようとするGatitoの力を容易く殺し、頭上のコンクリート壁へガチリと押しピンのように固定する。
「離せっ……! 押し倒すつもりで迫ったのは俺で……っ」
「いいや、自分から僕の籠に飛び込んできたんだよ、可愛らしい黒猫くん」
Ratは右手の黒手袋を装着した指先で、Gatitoの顎を強引にすくい上げた。そして、二人の視線がゼロ距離で交錯する。
「言ったはずだよ。喰うか喰われるかの主導権を握っているのは……最初から僕だ」
言葉が終わるより早く、RatはGatitoの唇を強引に奪い去った。
息を呑む暇すらない激しい口づけ。
ネズミの鋭い前歯がGatitoの柔らかな唇を軽く噛み、すばしっこい舌が口内をくまなく舐め回す。
「んむッ……!? ぁ……っ、ふぁ……っ!」
衝撃に目を見開いたGatitoだったが、頭上で手首を拘束されたままでは逃れる術がない。
舌を絡め取られ、唾液が口端から溢れ出るたび、Gatitoの脳内は甘い麻痺感で塗りつぶされていく。
Ratの攻勢は止まらない。
右手の黒手袋が、はだけたパーカーの隙間からGatitoの胸元へと滑り込んだ。
黒い毛並みの滑らかな肌触りを楽しむように深く愛撫し、そのまま過敏な脇腹から、彼の最大の特徴である「透ける胴体」へと手を伸ばす。
「あ……っ! どこ……触って……っ」
「すばらしいな……内部の美しい肋骨が、僕の体温に反応してこんなにも熱く、激しく上下している。心臓の拍動も、まるで壊れた時計のように早い」
左手が、Gatitoの腕に嵌められたトゲ付きの腕輪をガチリと掴んだ。冷たい金属の感触と、手袋の強い圧迫感。
Ratはそのトゲ腕輪を掴んで引き寄せ、Gatitoの身体を力任せに抱き寄せると、そのまま激しく身体を重ね合わせた。
「 ぁっ、引き寄せるな……強引すぎるぞ……ッ!」
「逃がすと思うかい? 君が僕だけを求め、僕の手で狂いたいと白状したんだ。……最後まで責任を持ってもらうよ」
黒手袋がGatitoの過敏な首筋――トゲ付き首輪の隙間に滑り込み、神経節を強く揉みほぐす。
同時に、赤手袋がトゲ腕輪を掴んだまま、彼の引き締まった腰を力強く突き引きした。
「あぁッ……! ごろ……っ、ゴロゴロ……ッ! 嫌だ、声が出……ッ! んぁぁッ!」
首筋への快感刺激と、身体を強く打ちつけられる激しい愛撫。
Gatitoの口から、威嚇ではなく猫科特有の甘い喉鳴りが漏れ出す。
ドミノクラウンの影で赤い眼が完全にトロンと溶け、緑の大きな爪は力なくRatの白衣の背中にしがみつくのが精一杯だった。
そして、仕上げとばかりに、Ratの体の後ろから伸びる「長いピンクのしっぽ」が動いた。
しなやかで力強いしっぽが、Gatitoの太ももから腰、そして背中へと蛇のように巻きつき、二人の体を隙間なく密着させる。
「っ――! しっぽ……絡めるな……ッ! 逃げられな……っ」
「そうだよ、もうどこへも逃げられない。君の身体も、心も、この透ける肋骨の奥の心臓も……全部僕のものだ」
耳元で囁かれる低く男らしい声と、全身を縛り上げるピンクのしっぽの感触。
Gatitoの頭の中で、プライドの最後の糸がプツリと切れた。
ネズミに捕食され、身体の隅々まで解剖されるように暴かれ、愛される快感。
Gatitoはパーカーを激しく乱し、Ratの首筋に顔を埋めると、自らその唇を重ねて甘い悲鳴を上げた。
「ふっ……あぁっ! 好きに……しろよ……っ! 俺を……俺の全部を、喰い尽くせよドブネズミィ……ッ!」
完全なる降伏宣言。
サバイバーとキラー、捕食者と被食者の立場は夜の闇の中で完全に逆転し、ネズミの深い独占欲と黒猫の甘い屈服が、深夜の実験室をどこまでも熱く塗りつぶしていった。
城プル
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ゆ♨️
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ゆ♨️
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