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小さい頃、誰もが経験をしたことがある
”クリスマス”の時期になると現れる”アレ”。
ーーーそう、”サンタ・クロース”。
12月24日になると枕元に”プレゼント”が置かれる。
それは、サンタが来た証拠。
『良い子にしているとプレゼントをくれる』
もちろん、悪いことをしているとプレゼントは貰えない。
決まりだから。
それと、サンタの姿を見てはいけない。
もしサンタの姿を見てしまうと・・・
記憶を消されてしまう。
だから、見てはいけないし、知ってもいけない。
昔親にこんなことを言われたことがないだろうか。
『早く寝なさい。サンタが来ないわよ』て。
親はサンタを知っている。
サンタと親との契約書。
《サンタとの契約書
サンタからのプレゼントを貰うには、良い行いをすること。
悪い行いをしたら・・・それは、その時に判決致す。
以上》
・
あらから、僕は良い子にしてきた。
だけど、小学生の高学年になった僕ははじめて人を殴った。
だって・・・好きな子をいじめてたから。
そして、12月24日。クリスマスの日の夜。
僕は、”サンタ”さんに襲われた。
僕の判決は、サンタさんのお手伝い。
いや?僕のお手伝いだった。
『今日からキミはここで私のお手伝いをして貰うよ。・・・って、言いたいんだけどキミのお手伝いをしよう。確か・・・キミの名前はサタンだったかな?』
『はい。サンタさんの名前は・・・あるの?』
『さあ・・・どうだと思う?』
『わからない』
『私の名前は、”最後”の時に言うよ。さてと、サタンの友達をいじめた人を倒しにいこうか』
『え!僕の悪いところ見てたの?!』
『そうだよ?サタンのお母さんと交わした約束だからね』
サンタさんは、全部お見通しだ。
僕は、サンタさんに言われるがままにいじめた奴らを倒した。
『ーーーねえ、』
『なんだい?』
『教えてよサンタさんの名前』
『私の名前はね?サンタ・クロースさ』
最後まで、サンタさんの名前を教えてくれなかった。
最後って、いつだよ。
そして中学に上がる前の冬。
僕は、深い眠りに襲われて、長い眠りに入った。
サンタは最後に本当の名前を言った。
『私の名前は・・・’サタン・クロン”だ。悪魔だ』
・
僕は、長い眠りから覚めると自分の部屋のベットの上にいた。
そして、”あの記憶”が消えていた。
”サンタのお手伝い” が・・・
「メリークリスマス」
サンタの正体は案外と近くに居るかもよーーー