⚠アメリカ目線であり、
前回のプロイセンの話と繋がってます
第11話
「いらっしゃい、アルフレッド」
…この場所は懐かしい
「うん、お邪魔するんだそ!」
今日はルートの家だ、
この人もまだ、完全に忘れた訳では無いのに、
1か月前、俺の師匠であり、ルートの兄でもある
ギルベルトが消えた
随分もったほうだよ、俺が…俺が解体したのに…
「考え事か、?」
「え?ぁいや、大丈夫だよ!」
うん、大丈夫
ルートは気にして無さそうだし、
「何か、食べるか?」
「ん〜、君のおすすめ食べたいな!!! 」
そう言うと、ルートは「わかった、」と
返事をしてキッチンに向かった
「ん、あれ、って」
俺の目線の先には犬と戯れてるルートの写真があった、
綺麗に撮れてる、
「あれ、綺麗に撮れてるだろ?」
「え、?あ!うん、?」
「兄さんが撮ってくれたんだ」
ルートは、ふ、と笑うと俺にブルストを差し出した
「そうなのかい、?」
「あぁ、兄さんが撮った他の写真は
全部ブレブレでな 」
「相変わらずだね、俺も昔写真一緒に撮ったけど、ブレブレで唯一綺麗だったのは、」
綺麗だったのは、?
そんなのあったっけ?
俺なんかと撮ってる写真捨ててるんじゃないか?
俺が消える原因だからな…はは、
「…ない、俺は持ってないんだぞ、!
多分ギルベルトも持ってないと思うし」
「ある」
「え、?」
ルートはそう言うと、額縁に入った写真を
見せてきた
「…これ、! 」
最後の日、当分別れるからって、
2人で撮った写真、綺麗に撮れてる
今より若い俺と、若い師匠…
「兄さんの部屋にあったんだ、」
「彼の部屋に、?」
なんで、?捨ててるかと思ったよ、
「昔、兄さんに聞いた、その写真は
なぜ持ってるのか、そしたら、」
「兄さん、なんでその写真を持ってる?
もう古いし、捨ててもいいだろう?」
「ん、?いや、捨てないぜ!
弟であるお前のように、
弟子のコイツも大切なんだよ 」
「って、」
「そうなのかい、」
あぁ、泣きそうだよ、師匠
嬉しくて、嬉しくてたまらない
会いたい、ものすごく会いたいよ
会ったら俺ん家に招待して
色々な所に連れていったよ、
ごめん、ごめんね、俺のせいで消えたのに
俺はこんなにも貴方を大切にしてないのに
貴方は俺を大切だと思ってくれてた
その思いに気づけなかった
ごめんなさい
「なぁ、アルフレッド、」
帰り際にルートが俺に言った
「なんだい、?」
「今日は楽しめたか、?」
…なんだそんなことか
心配そうな顔をしてルートは俺を見る
「もっちろん!とっても楽しかったよ! 」
「…!なら良かった、」
「今日はthankyou!また来るね!」
「あぁ、!」
ルートと手を振り別れ、
俺は家に帰る
上着を適当に脱ぎ捨て
ベットに寝っ転がり、目を瞑る
いつの間にか、悪夢は無くなった
コメント
2件
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 見れていなかった…こんな神回を…!!! ギル消失バンザイ…あれですね…… 好きです…(´;ω;`) アル罪悪感持ってるのかわちぃぃぃ… ルートの吹っ切れた感とお兄さん感(?)好きぃ… もう語彙力ありませんが好きです メリカ悪夢見なくなって良かったねぇぇ…( ; ; )