ふいーーー
もうめんどくさくなってきましたよ笑
殺せんせーがホイッスルを鳴らす。
殺せんせー「はーい体育の時間です!担当はもちろん烏間先生!今日は特別に、《公開スパーリング》を行いまーす!」
E組全員「公開スパーリング?」
烏間先生が前に立ち、無表情で告げる。
烏間「……蛯原。前に出ろ。」
亜依が手を挙げて元気よく飛び出す。
亜依「はーい!何すんですか?」
烏間「今日のメインは、お前と俺の“実力差”をクラスに示すことだ。」
E組一同「えっ!?」「烏間先生と!?」「勝てなくない!?」「烏間先生昨日『あいつは俺より上だ』とか言ってなかった⁉︎」
カルマだけニヤリ。
カルマ「面白くなってきた〜。」
殺せんせーが旗を振る。
殺せんせー「それでは——スタート!」
(ヒュッッ!!)
開始と同時に烏間先生の姿が消える。
高速の踏み込み。
普通の生徒なら何が起きたかすら分からない。
だが——
亜依「そこ!!」
(ガキィン!!)
亜依のナイフが、烏間先生のナイフと正面からぶつかった。
E組「うわあああ!?」「速すぎる!!」「なんで見えてるの!?」「すごすぎん!?」
烏間先生が一瞬で距離を取り、斜めから踏み込む。
でも亜依はその方向を見る前に、もう避けている。
渚「……見てるんじゃない。動きの“流れ”ごと読んでる……?」
磯貝「なんだよそれ……!」
烏間先生の連撃
→ 亜依がコピー
→ コピーに合わせて先生が速度を上げる
→ それすら追いつく
カルマ「マジで先生クラスじゃん。てか先生以上か?」
茅野「いや、先生本気で焦ってない……?」
一瞬、烏間先生が呼吸を整えるために視線を逸らした。
次の瞬間——
亜依「ここ!」
(ピタッ)
亜依のナイフが、烏間先生の喉元ギリギリで止まる。
静寂。
殺せんせーが口に手を当てる。
殺せんせー「ひゃーーー!!すごい!!烏間先生相手にここまでやる生徒、初めて見ましたよ!!」
烏間先生は軽く息を吐き、認めるように頷いた。
烏間「……完全に読まれたな。蛯原、お前の反応速度と視認能力は、やはり俺を超えている。」
E組ざわめく。
烏間先生が全員を見渡し、言う。
烏間「——というわけで。今日の訓練は、蛯原に講師として参加してもらう。」
E組「ええええええ!?講師!?生徒なのに!?」「すごすぎ!」
亜依はぽかん、とする。
亜依「え、私が教えるの!?難しそう!」
烏間「安心しろ。お前が“感じている”ことを素直に言えばいい。技術的な補足は俺がする。」
亜依「じゃあやる!!」
最初の指導相手は前原。
前原「俺から!?無理無理!あんなん見せられたらさぁ!」
亜依「えー大丈夫大丈夫!前原は腰の動きがちょっと固いから〜……ここ緩めてこう避けるといいよ!」
前原「な、なるほど!?言われてみたらできる気がする!!」
次は千葉。
亜依「千葉はいろんなとこに集中しすぎ!自分が銃弾になったって考えるときれいになるよ!」
千葉「……?(わからないけどイメージはつくかも…)」
次はカルマ。
カルマ「俺、どう?」
亜依「カルマは……んー……本気出すと“黒い線”出るから嫌だ!」
カルマ「黒い線!?どういう意味!?(笑)」
クラス大爆笑。
烏間先生が珍しく柔らかい声で言う。
烏間「蛯原。お前の能力は確かに異常だが、仲間を強くできるのは大きな力だ。これからも頼むぞ。」
亜依は笑顔で答える。
亜依「もちろん!いっしょに強くなりましょ!先生、みんな!」
殺せんせー「すばらしい公開授業でした〜〜!!E組がまた成長しますよ!!」
E組全員「「「「おーー!!!」」」」
はーー
みんなの口調が迷子ですわ〜
コレもしかしてヤバいやつでした?
まあ続けるんですけど!
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