沢山桜から撫でられた後俺は正気に戻って……
皐月『……、梅宮になんて話そう…。』
桜「そう言いながらまた壁際に戻るんじゃねーよ……」
皐月『…、だってどう謝ったらいいか分かんねぇし…、アイツ俺避けてるし、無理だよ……。』
ワンルームしかない部屋でお互い何も言わず無音になったが
桜「あのなぁ、好きな奴に疑われて、好きな奴からあーだこーだ言われたらそりゃ嫌な気持ちになるだろ?きっとアイツもそうだよ、好きだからこそ悲しいんだろ」
桜にそう言われて屋上での記憶が蘇る……。
皐月『……確かに俺が傷付けた…、でもどうやって謝ったらいいんだ…?』
桜「そりゃあ皐月がちゃんと話せば分かるんだろ?喧嘩は対話と一緒みたいな……もんだろ?」
照れくさそうに話す桜がやはり光に見えた……。
皐月『……うん、明日梅宮と話してみる…!』
桜「おー!そうしろ、今日はもう寝るぞ」
皐月『ん、あ、今日も寂しかったら抱き枕になるからな?』
桜「だぁあああああ!!///しねーよ!!もう寝ろ!!」
桜はそう言って毛布を頭まで被ってしまった……。
皐月(別に嫌じゃない…何なら嬉しかったのに……)