スラム街の酒場…そこは訳ありの人間の拠り所だった
そしてこのコートの男…シュドも訳ありだった
「やっと見つけた!シュド ここにいたのか」
「なんだよアストか…約二週間ぶりだな」
「仕事になりそうな情報ってある?」
シュドが深刻そうな顔をして言う
「ああ あるぞ…と言う前に言っとかないといけないことが一つある」
「なんだよ…そんな改まって…」
「約1ヶ月後…ここで戦争が起こる」
「な!?」
驚きすぎて大声を出してしまった
「国からはそんな報道一つも…」
「国がこの街を見捨てようとしてるのか、あるいは内部から腐敗させられてるか」
「て…敵国は?」
「アルファンド」
「王宮に工作員でも紛れているのかね」
シュドは何か深く考えているようだった…とシュドが口を開く
「一週間…」
「え?」
「一週間あれば今回の件についての情報が集められる だけど自分一人じゃあさすがに厳しい だから腕利きの傭兵を紹介してくれないか?」
「わ…わかった とりあえずガイルさんに相談してみる」
「できれば陽動役が欲しい それと狙撃手も」
「わかった とにかく相談してみる」
「ガイルさん 今いますか?」
「どうしたんだアスト?とりあえず中に入るか」
自分はガイルさんになにがあったかを話した
「内容はわかった だがそのシュドってのは信用できるのか?」
「信用できます!」
自分ははっきりと言った
するとガイルさんが笑いながら
「お前がそこまでいうってことは信用できるんだな よしわかった、レナを呼んでくれ 狙撃手は…一人心当たりがある」
「ありがとうございます!」
「今手紙を出せば2日後辺りには来るだろう」
「あの…その狙撃手の人はどんな人なんですか?」
「彼女を一言で表すなら『無口』だな 苦労するかもな」
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