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夢ルーロック続くかもしれない短編集

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夢ルーロック続くかもしれない短編集

1 - ゲーム友達がマiフィアだったし何故か迎えに来た

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2023年06月13日

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「こんー」

「お~」

「今日もよろしゅうな」

「んー、こちらこそ~」

通話を繋げているこの2人はゲーム友達のよーくんとなぎりんだ。ちなみになぎりんは私がつけたあだ名。

出会いは1年くらい前で、よくゲームをするという2人は毎回ランキング上位にいる私が気になっていたらしくフレンド申請がきて、そこからよく一緒にゲームをするようになった。野良ではきついこともあったのでゲーム友達が出来たのはとても嬉しかったし、2人もかなりゲームが上手なので一緒にしていて楽しい。

今ではメールも交換していて、2人の苗字も知っている。私も本名は上の名前だけ教えている。教えた、というかメールの名前が苗字だから自然と。







だがゲーム三昧な私も社会人、働かないと生きていけない。ランカーだって全員ニートなわけではない。私が働いているところはかなりホワイトな所で残業は少ないし、あってもしっかり残業代がでるので毎日帰りは早め。残業が少ないのはここら辺の治安が悪いからっていうのもあるけど。

でも今日は途中で体調が悪くなった社員がいたのでその人の分まで仕事をしていれば帰りが遅くなってしまった。

「12時半…」

もう日付も変わってしまっていた。

「ひとりで帰るの怖いなぁ」




怖がりながらも早足で歩き、なんとか無事に帰ることができた。周りに怪しい人も居なかったし。警戒心高杉、と思う人ももしかしたらいるかもしれないが治安の悪い場所で女性の一人暮らし、というだけで危ないのでこれくらいは警戒しておかないといけない。用心するに過ぎたことは無いのだ。

「ただいま」

誰かと暮らしている訳では無いが、こういう挨拶をしていれば一人暮らしだと思われにくいかな、と思いただいまや行ってきますなどの挨拶は欠かさず言うようにしている。

「おかえり」

おかえり?……家を間違えたか。そう思い玄関ドアを開けようとしたが、なぜか扉が開くことはなかった。手を抑えられている?

「え、あ、え…」

怖い、逃げないと。本能がそう叫ぶが体は動かなかった。

火事場の馬鹿力、というものは私には存在しなかったらしい。

「だれ」

「あ、良かった。ナマエ帰ってきたんや」

「氷織、ナマエあんまりわかってないっぽい

「あー、そやなあ。」

とりあえず、といいながら私をお姫様抱っこでソファまで運んだ。

「え、あ、?」

「驚かしたよね、ごめんなさいです」

「僕がよーくんでこっちがなぎりんやで」

「…あのゲームの?え、なんでここ?」

「頑張った〜、迎えに来たんだよ」

「嬉しいやろ?」

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