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明日は美濃で石田三成の討伐戦。豊臣大老から独立し、秀頼後見人として自立を目指すそれがしは自分で天下人へ走る。節約も兼ねて武断派を取り込んでおくことにした。
脳筋達は大阪に人質がいたので裏切らせようとして大工作、評定の際に真田昌幸から冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に沼田を奪われた時を思い出す。「自分は真田信之の主君だ、こいつらとは違う」と思い、嫌な気分をかき消した。
道中の城も攻略だ。息子に上田城を任せたのは失敗だった。主力の不参加に尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったが秀頼西軍出陣の可能性もあり緊張して寝られなかった。
そこでそれがしは不安を消すため、戦の前に配った裏工作文書を読み返すことにした。
ガサゴソと毛利軍が弁当を取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
事前に領地を約束したのと鉄砲で撃ったせいもあって小早川の小倅はあっという間に東軍になった。
小早川が裏切ってしばらくすると島津勢が退却を始めた。島津の退却は相手の方向に向かって行うらしく被害を忘れて突っ走った。
再び馬に乗り、殺到する島津に備え刀を抜いたのも束の間、それがしに凄まじい便意とかつてない尿意が降りかかった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
齢五十四にもなる男の奇声が関ヶ原にこだました。