コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
brside
とある日、僕は普通に漫画を読んでいた。
その漫画は、最近よくある悪役を断罪して主人公が幸せになるという単純なものだった。
1つ不思議なことがあるとすればそれは男女にあまり差がないという点だ。
そのため、攻略対象との恋路を邪魔する悪役は男なので
ある。
br「はぇ〜、おもしろ✨」
面白いと思い、読み進めていたらいつの間にか1時間も
たっていた。
現時刻は夜中の1時で、また明日に見ればいいかと思い眠りについた。
だが、朝起きると全く見知らぬ場所に寝ていた。
br「え、は?」
「ここ、何処?」
???「ブルーク様、よかった…」
「目を覚まされたのですね、」
br「えと、誰?」
???「私はブルーク様の専属メイドです。」
メイド「まだ記憶が混乱しているのですね、どうか安静に…」
「私は奥様を呼びに行って参ります。」
「くれぐれもここから動かないでください。」
br「は、はい…」
メイドなんか居たっけ、?
僕は確かにぶるーくだけどここは全く知らないような…
昨日は確か漫画見て寝てただけ、って、え?
ここ、あの漫画に出てくる部屋だ。
紛れもなく、悪役 「シチリアーノ・ブルーク」 の…
br「確かに僕はぶるーくだけど、全然違うよぉ…」
まずいどころじゃない、このままじゃ処刑なんですけど!?
とりあえずはブルークのフリしないと…
母「ブルーク!」
マリー「奥様、ブルーク様はまだ起きたばかりで混乱していらっしゃるようですのでどうかお静かに…」
母「あらそうなの…?」
「ごめんなさいブルーク、私がしっかりメイドを見ていなかったばっかりにこんなことに…」
確かこれはブルークが15歳の時にメイドに毒を盛られた
ときのはずだ。
br「お母様は悪くないし、怒ってないよ、」
「僕はメイドさんもお母様も大好きだよ?」
母「あら、ブルーク、成長したのね…!」
「大好きなんて私っ、嬉しいわ〜✨」
メイド「ブルーク様…✨」
え、なんか間違えた?
お母さんと専属メイドだよね、なんでこんなに嬉しそうなの!?
普通じゃない、?
もしかしてブルークはお母さんにも冷たかったのか、?
まぁしょうがないか、僕嘘つけないしこの体の記憶がこの人達のこと大好きな感じだったから…
母「明日からの学校も心配なさそうねぇ、」
「でも念の為明日は休む?」
「まだ体の調子も悪いだろうし…」
br「いや、明日は行くよ、!」
「学校楽しみにしてたから、」
母「ふふっ、そんなにあの5人が大好きなのね。」
「じゃあ私達はそろそろ失礼するわ、ゆっくり休んで?」
メイド((奥様嬉しそうですね、
母((それを言うならあなたもよ?
br「明日から学校ね〜、」
「不安、だなぁ…」
だって嫌われないようにしないと死んじゃうし。
とりあえず今日はブルークの部屋を調べよう…
ブルークの部屋には日記や指輪などが入っていた。
日記には子供の頃の楽しかったことや好きな人などが書き綴られていたが、最近は特に書かれていないようだった。
婚約者が5人とも書いてあったのが大変だが、他に問題はなかった。
婚約者の名前は
マリン・ナカム
ヒスイ・シャークン
アイオライト・キントキ
アメシスト・スマイル
トパーズ・キリヤン
というようだ。
br「うげぇ、主人公の攻略対象じゃん…」
「早めに婚約破棄したら生き残れるかなぁ、」
表紙自作しました!
うん、絵描くのって難しい…