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ちーーず
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#かはさんお~いで!
『笑っている君が、一番心配だった。』
「どうして?」
翌朝
ガラガラッ。
ちぐさ「おはよー!!」
けちゃ「ちぐー!おはよ!!」
ぷりっつ「おはよー!」
まぜ太「おはよ。」
あっと「おはよう。」
あっきぃ「おはよ、ちぐちゃん。」
いつも通りの朝。
ちぐさは笑顔でみんなに手を振る。
ちぐさ「今日もみんな揃ってるね!」
けちゃ「当たり前じゃん!」
ちぐさ「ふふっ。」
席に座ろうとした、そのとき。
あっと「ちぐ。」
ちぐさ「ん?」
あっと「今日、体調大丈夫?」
ちぐさ「……え?」
あっと「いや、昨日ちょっと疲れてそうだったから。」
ちぐさ「あぁ……。」
ちぐさは笑う。
ちぐさ「大丈夫だよ!」
その瞬間。
まぜ太「……。」
ぷりっつ「……。」
けちゃ「……。」
あっきぃ「……。」
ちぐさは4人の視線に気づく。
ちぐさ「……なに?」
けちゃ「え?」
ちぐさ「みんな、俺のこと見てない?」
ぷりっつ「そ、そんなことないで!」
まぜ太「……。」
ちぐさ「……?」
あっとも少し困った顔をする。
ちぐさ「もしかして……。」
一瞬、ちぐさの声が小さくなる。
ちぐさ「俺、なんか変?」
5人が黙る。
あっきぃ「……。」
けちゃ「……。」
ぷりっつ「……。」
まぜ太「……。」
あっと「……。」
その沈黙が怖くなって、ちぐさが笑う。
ちぐさ「あはは!なんてね!」
ちぐさ「ほら、俺めっちゃ元気だから!」
両手を広げる。
ちぐさ「今日も一日頑張ろー!!」
けちゃ「……うん!」
けちゃが無理に笑う。
ぷりっつ「せやな!」
まぜ太「……おう。」
あっと「うん。」
あっきぃ「……そうだね。」
ちぐさは笑っている。
けれど。
胸の奥には、小さな疑問が残った。
――どうして?
みんなは、俺のことをそんなに気にするんだろう。
昼休み
6人はいつものように昼食を食べていた。
ちぐさ「ぷりちゃん、それ一口ちょうだい!」
ぷりっつ「ええけど、俺のも食べるで?」
ちぐさ「いいよ!」
まぜ太「結局交換するのかよ。」
けちゃ「僕も混ぜてー!」
あっと「昼から騒がしいね。」
6人で笑う。
けれど。
ちぐさはふと、みんなを見る。
あっきぃ。
まぜ太。
ぷりっつ。
あっと。
けちゃ。
――全員、時々自分を見ている。
ちぐさ(……やっぱり。)
ちぐさは少しだけ俯く。
ちぐさ(なんで……?)
放課後
6人は教室に残っていた。
ぷりっつ「今日、帰りにコンビニ寄ろーや!」
けちゃ「いいね!」
ちぐさ「俺も行く!」
まぜ太「またお菓子買うのか?」
ちぐさ「もちろん!」
あっと「じゃあ行こうか。」
みんなが荷物をまとめる。
そのとき。
ちぐさが鞄を持ち上げる。
ちぐさ「……。」
少しだけふらつく。
あっきぃ「ちぐちゃん!」
あっきぃがすぐに支える。
ちぐさ「わっ……!」
あっきぃ「大丈夫!?」
ちぐさ「……う、うん。」
あっきぃ「ほんと?」
ちぐさ「大丈夫だって!」
あっきぃ「でも今――」
ちぐさ「大丈夫!!」
少し強い声。
教室が静かになる。
ちぐさ自身も驚いたように目を見開く。
ちぐさ「……。」
ちぐさ「……ごめん。」
小さく呟く。
あっきぃ「……。」
けちゃ「ちぐ……。」
ちぐさは俯く。
ちぐさ「……ほんとに大丈夫だから。」
そして、また笑う。
ちぐさ「ね?」
5人は何も言えなかった。
帰り道
6人で歩いている。
誰も、さっきのことを話さない。
ちぐさも黙っていた。
やがて。
けちゃ「……ちぐ。」
ちぐさ「ん?」
けちゃ「今日、コンビニで何買う?」
ちぐさ「え?」
けちゃ「僕、チョコ買おうかな〜!」
ちぐさ「……ふふっ。」
ちぐさが笑う。
ちぐさ「俺はグミ!」
けちゃ「じゃあ半分こしよ!」
ちぐさ「いいよ!」
けちゃがいつものように笑う。
ちぐさも笑う。
その後ろで、4人も少しだけ笑った。
――まだ、何も解決していない。
でも。
5人は決めていた。
無理に聞かない。
無理に踏み込まない。
ただ――
ちぐさが一人にならないように。
そばにいる。
それだけは、絶対に離さない。
――第8話・終わり。
コメント
2件
ちぐちゃんー😭心配だよー 続きまた待ってる
第8話、読み終えました。 「笑っている君が、一番心配だった」──この一言がもう、胸に刺さりますね。 ちぐさが無理に笑えば笑うほど、周りの5人の沈黙が痛いくらい伝わってきました。あっきぃが「体調大丈夫?」って聞いた場面、あの優しさがじんわり沁みます。 みんなが無理に踏み込まず、ただそばにいることを選んだラスト、すごく好きです。でも、まだちぐさの「どうして?」は解かれていない。続きが気になります。