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sypくん無事だといいな〜 続き楽しみです!
【sho side】
zm「シャオロン、会議終わったで」
ゾムの声ではっと意識が戻る。
場所は会議室。
俺はどうやってここに来たのか分からない。
覚えているのは食堂に行ったまでで、そこからの記憶が…。
…あ、そうか。
食堂でショッピくんが連れ去られた話をされたんだ。
sho「っ……ショッピくんはどうなったん?」
zm「……やっぱ聞こえてなかってんな」
そう言ってゾムは俺の隣に座って、会議の一部始終を話し始めた。
【zm side】
俺が会議室に入った瞬間、その部屋には様々な人がいた。
椅子に座って虚ろな目をしている黄色。
戸惑いに戸惑って、あたふたしている橙色。
ずっとパソコンを操作して監視カメラを見つめる桃色。
入ってきた人たちに説明を続ける薄水色と赤色。
その場に泣き崩れる水色とそれを慰める青色。
会議室に入ってくるメンバーを出迎える総統、黒色。
その風景を見た時に俺は、ショッピくんの話を聞いた。
俺は正直ショックすぎて、どういう反応したらいいのか分からなかった。
全員がそろったところで会議は始まった。
皆が考えている間、シャオロンだけはずっと青白い顔で俯いている。
宣戦布告はなしだ、とか
条約を結ぶべきだ、とか。
もし条約を結ぶ場合は、今いないオスマンの代わりにチーノに行かせるべきだとか
様々な意見が出て、本当にみんな、ショッピくんの為に必死になっている事がうかがえる。
正直に言うと、チーノに行かせるのはチーノの負担になるんじゃないかと思ったんやけど、なかなかそれを言い出す事が出来なかった。
結局とりあえずこちらからは刺激をすることはせず、数日は様子見という事になった。
きっとその間はS国もショッピくんに手を出す事はしないだろうというグルッペンの読みやった。
sho「…そうか、」
zm「人質取られてもうたら、あまり手を出す事は出来んからな…」
シャオロンは再びうつむいた。
そりゃそうか、シャオロンがショッピくんを拾って来たんやもんな…
結局俺らは、それで解散となった。