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🐤side




体育祭当日。



いつも通り、俺は初兎ちゃんと一緒に学校に行く。


ぴんぽーん、とインターホンを鳴らしてすぐ、




🐇「おはよっ!今日も来てくれてありがとうなぁ〜」

🐤「おはよー!全然!いこ?」

🐇「うんっ」




歩き出すとやはり会話は止まらない。






🐇「今日横の髪の毛編み込んでるやん…!」

🐤「ちょっとアレンジしてみた!…変?」

🐇「…いつもかっこいいけど、今日のもかっこいいよ…?//」

🐤「ありがと♡」






朝から幸せすぎる〜…






ちなみに体育祭の色分けは、

俺、ほとけっち、初兎ちゃんが赤団、

ないくん、まろちゃん、あにきが白団。




そして、なんだかんだ言って赤団の副団長になってしまったため、より一層緊張感は高まっている。





🐇「じゃありうちゃん。今日応援してるからな!!」

🐤「副団長への応援、嬉しいw

初兎ちゃんもね!借り物出るんでしょ?」

🐇「うんっ…! あんまり走るの好きじゃないけど…。」





初兎ちゃんと話してるとあっという間に着いてしまう。

名残惜しさを感じつつ、またあとでと言って別れる。







そういえば今日、学ラン着ること言ってなかったな、なんて思いながら学ランに着替える。


今年からの初の取り組みらしいが、皆んなの反応もあるだろう、との事で着ることになったらしい。





更衣室から出た途端、色んな人からの視線が痛い。


年相応じゃないのは何となく分かってるからあんま見ないで欲しい。。



つい数ヶ月前まで着てたけど、もう違うじゃん?









💎「りうら!!」

🐤「あ、おはよーほとけっち」

💎「めちゃくちゃかっこいいじゃん!」

🐤「ほんと?ありがとうw」

💎「他の人がりうらのことめっちゃ見てる理由分かるわー」

🐤「それはちょっとよく分からん」





ほとけっちが今までにないぐらいべた褒めしてくれてなんだかむず痒い。

法被を着て長いはちまきも巻いてもらい、気合いは十分だ。





🐤「いってくる」




と言って本部へと向かった。







赤団も白団も本気。

お互いの団で円陣を組み、開会式が始まった。





オープニングのパフォーマンスでこの姿で前に出たら、ものすごい勢いの歓声が上がった。


『大神くーーーん!かっこいいよ!!』




なんて声も聞こえる。うちのクラスだ。

恥ずかしいから辞めてくれ!///





団員がそれぞれ向き合い、一言一言を発していく際、みんな笑顔で力量ありの意気込みを言っていたが、俺はあまりの真剣さに、




🐤「絶対勝つ」




と低めの声で言ってしまった。

自分でもここまで本気になっているなんて思ってもなかったので、とてもびっくりした。





観客席は今までにないぐらいの掛け声、そして謎の悲鳴で溢れかえっていた。


やってしまったか、?

と罪悪感に浸っていると、団長が「やるじゃん、お前かっこいいな!w」

とフォローしてくれた。





よく分からないが、団長が褒めてくれるなら大丈夫だろうw




そして競技は始まり、玉入れや綱引きと、次々に進んでいく。



ほとけっち、あいつも何だかんだで玉入れ真剣じゃん、いいね。





その後すぐ本部から

『騎馬戦に出場する生徒は、それぞれ出場門まで来てください』


とまろちゃんの放送があり、そのまま向かった。





副団長ということで1年ながら大将を任された。




💎「りうらー!こっちこっち!」

🐤「ほとけっち!!」

💎「絶対勝とうね?」

🐤「当たり前じゃん」


と言って片方の口角をあげ、にっと笑う。





たくさん女の子が名前を呼ぶ声や応援が聞こえたが、


「りう、ちゃん。がんばれっ…」


という、俺にはたった1人の、「俺だけに向けられた」愛しき者の声しかきこえなかった。










大将と言うだけあってかなり狙われたが、何とか勝つことが出来た。

騎馬をしてくれた子達にも感謝をしなければならないと思う。





本部に戻ろうとした時

そういえば、初兎ちゃんの席ここ付近だったよな、



🐤「初兎ちゃー…って、どしたの」




目の前にはあからさまにぷくっと頬を膨らませて怒っている初兎ちゃんがいた。





🐇「…聞いてないよ…学ラン着るなんて…」




しまった、結局言えずにここまで…





🐤「…先輩方、ちょっと初兎先輩お借りします!」

🐇「えッ」

モブ「ッ!副団長さん!!え、かっこよ」

モブ「どうぞ!え、やばくない!?話しちゃったよ!?♡」




なんて騒ぎ立てる先輩達を取り置いて初兎ちゃんを連れ出す。


校舎裏まで来て、




🐇「はぁっ、はあっ…りうっ、ちゃっ…はやっ…」

🐤「ご、ごめん…

それと、学ランも言えてなくてごめん…」

🐇「いや、こっち見んといて」





と言って顔を覆う初兎ちゃん。

これはかなりまずいのでは…





🐤「ごめん。お願い、許して…」




と、初兎ちゃんの目を見て謝りたくて手をどけると…



🐇「うぁ…///」

🐤「…え?」





顔を真っ赤に染めた初兎ちゃんがいた



___


切りどころ無くてむちゃ長い…

ごめんよ〜!🙏💦

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