色んなことが見える。どれが実物なのか分からないぐらい沢山見える。どれもこれもうるさい
いい加減に静かにしてくれないかな
考え事すればするほど頭が痛くなってくる。
まじで有月許さないわ、意識戻したら速攻で情報殺連に流そ、楽と鹿島の分も流さないと。
そうなるとクラブとリーバ、京の分も必要だな…
ダメだ頭が働かない。何かしら考えないと自我持っていかれちゃう
「ーー。もういいんじゃないか?」
うるさい!お前は幻覚だろ!!
「ーー!私たちは君の為と思ってやったんだよ?」
どこも私の為になってないよ!!
お前らが救われたかっただけだろ。それを私の為だなんって言ってんじゃねぇよ!!
幻覚のくせにもう黙れよ…
「ーーには酷いことしたと思ってる。だから
辛かったらもう全部やめてもいいんだよ」
幻覚のくせに、幻覚の癖に!偉そうに私を知った風に言わないで!!!
「そんな感情的になってるから親にも捨てられるんだよ、わかった?俺みたいにいつも冷静に居ないからこうなるんだよ」
てめぇまで出てくんのかよ!!死人の上に幻覚の時だけは強気で入れるね、笑えるよ
「うっざ、だからいつまでも弱いままなんだよ選択も間違えるし、お前がそのままスラーにいればこんなことになってなかったんだぜ? 」
うるさいなぁ!!もう黙れよ!!
弱い私に殺されたあんたらはそれより弱いだろ
「ーーの癖に生意気…」
一瞬で周りが静かになる。
やっとこれで…
「..はっ!…」
「おや、もうお目覚めですか。その上自我もありますね。しぶとい方ですねまったく」
「なに?そんなに自我失ってる欲しかった?でも残念ですね〜はっきり自我が残ってるんで」
ジャラ
足元を見ると長い鎖で繋がれていた。
「まじの監禁かよ、笑えるわ」
こうなったらもう打つ手がない。私だと爆弾でもないとこの鎖を切ることが出来ない。
鎖はそれなりの長さがあるみたい。
「あなたの体にも小型爆弾を埋め込んでありますので下手な行動を控えてくださいね」
そう言って鹿島はビデオを見せてくる。そこにをある男性が爆発する様子が記録されていた。
「これを私に埋め込んでんの?」
「はい、そうです」と言って鹿島は部屋を出ていった。それと入れ違いに勢羽が入ってくる。
「俺の兄貴があと少しで助けにくる」
そー言われてもね〜、と私が返すと
「逃げたくないのか?」
そんなのここ出たいのに決まってるよ…
そう口を開こうとした瞬間楽が入ってきた。
「ほら、やるよ」
そう言ってゲーム機を投げてきた。
「酷いことした後に優しくするって典型的なDV男じゃん笑」
「やんねぇーの?」
やるけどさ〜、と私が答えると楽はもう1つのゲーム機を持って隣に座る。
「爆弾埋め込んでるならさ〜鎖要らなくない?
皮膚にあたって痛いんだけど」
「そんぐらい我慢しろ」
「勢羽もする?ゲーム」
「俺はいいや」そう言ってる部屋を出ていく。
静かな部屋にピコピコと可愛らしい操作音が聞こえる。
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