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色々説得して鎖は取ってもらったがまだ体に入ってる爆弾が気になって落ち着かない。自分の発言1つで体が吹っ飛ぶかもと考えるとどうも上手く口が回らない。pcも何もかも鹿島に持っていかれたから今は楽のゲーム機で暇を潰してる。


「はぁ〜」

「ため息をつくと幸せが逃げますよ」

「そーゆの信じるタイプなんだ、以外」

以外ではないと思いますよと言われたが人の体に容赦なく爆弾入れるヤツがこんなこと言ったら誰だって“以外”と言うだろう。

それよりさっきから楽と勢羽、虎丸ちゃんの姿が見えない


パァンッ!!!

そんな大きな音立てて壁が崩れた。その中から虎丸ちゃんと勢羽を抱えた楽が出てきた。

何事だ?と思ってる私の心を透かしたように

「2人はどうだい?少しは強くなったんじゃないかい?」

あー稽古つけて貰ってるんだと有月の言葉で理解した。

「全然、それより鹿島さんこいつら気絶したんっすけど」

「ては手当してきます」

と言って勢羽と虎丸ちゃんを抱えて出て行った




気まづいな〜楽はゲームしていて有月は本を読んでる。私はとっくの前に飽きたから今はぼーとしている。せめて勢羽か虎丸ちゃんのどちらかが起きていたら話し相手になってくれただろうと思いながら私は体を起こす。

「どこに行く?」有月は本を読みながら私に聞く。

「散歩」

「楽一緒に行ってあげて」

「えーやっすよ、なんですか?」

「逃げられたら困るからね」

「誰が爆弾付いた体で逃げんだよ」

「念の為にね」

有月が言い終わるのと同時に楽が立ち上がった

あっ、行くんだと思った私に楽は顎で

“早く行くぞ”と言ってるのがわかった。顎で言われるのはイラッと来たが黙って楽の後ろに歩いた。




前とは違いここはタイのある工場の跡。それなりの大きさもある。楽はゲーム機をポケットに入れ前に歩いてる。私は周りを見渡しながゆっくり歩いている。


ニャー、そんな鳴き声が前から聞こえた。その声が聞こえたのか楽も足を止めた。私は楽の後ろから横に移動し声の主を探す。

私より先に見つけていた楽が猫に向け手を伸ばそうとするとシャー!!と威嚇されていた。

今度は私が手を伸ばすと猫は近づき私の腕に頭を擦りしっぽを指に絡みつける。

「かわいい…」久しぶりに小動物に触れた私は思わずそう口に出した。それを横に見ていた楽は小さく

「…触ってみたい」と言ってるのが聞こえた。

私は猫の顎下を撫でながら楽の手を掴み猫の頭に置く。

そんな私の行動に驚いていたがちゃんと猫の頭を撫でていた。

「可愛いでしょ、やっぱ私猫派だわ〜」

「俺は動物苦手、どーせすぐ死ぬし」

「何それ笑」

楽の想定外の言葉に私は笑ってしまった。

私の笑い声にびっくりしたのか猫は楽の手を噛んでしまった。

シャー!!!としっぽを逆立ててしゃがんでる私の前に立って楽に威嚇する。

「猫のくせに生意気」

「大丈夫?鹿島から絆創膏でも貰って来たら?」

「いらね、それよりもう戻るぞ」

そう言って楽は来た道を戻る。私は猫を抱っこしまた楽の後ろに着いて歩く





「なんですかその猫は?!」

「さっきあそこで拾ったっす」

と私の代わりに楽が説明してくれた。それを聞いて鹿島は

「猫缶を買いに行かなければ」と言ってまた出て行った。

猫が気になる有月も近づくが猫の本能なのか私以外誰にも近づこうとしない。




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