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「まさか、ロシア人が来るとは思ってませんでした。ロシア語の資格取ればよかった…」
「良ければ僕がロシア語を教えて差し上げましょうか？」
「..い、いいんですか！」
女は少し戸惑いながら答えた。
「えぇ、構いません。それにぼくも日本語の復習にもなりますから。」
「じゃあ、お言葉に甘えます…」
女は少し申し訳無さそうにも嬉しそうにもなんとも言えないような表情をした。
「連絡教えますね」
「はい」
「あの今更ですけど貴方のお名前は？私は〇〇と言います。」
「ぼくの名はフョードル・ドストエフスキーです。」
「なるほど。…ひょーどるどすと…えすと…スキーさん（？）であってますか！？」
何故か自信満々そうだ。それでも、〇〇はドストを見上げながら真剣に話しているのであまりにも可愛らしくドストの心臓は少しはねた。
「….あってますよ。」
表には出さないがドストは心臓が動いたことに焦りながら答えた。
「よかったです。でも、名前もう少し短くなりませんか…？あだ名とか」
「そうですね…フェージャって呼んでください。」
「ふぇーじゃ(？）」
これも、言いにくいと思いながらも〇〇は何も言わない事にした。
コメント
1件
大スッキです
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