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好きすぎる、、虜だ、
前回の続きです。
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Kr side
Kr「なぁ。」
俺は寝ているスマイルに話しかけている。
きっと声も届かない、本人が覚えているかも怪しいのに。
Kr「……お前は自分の事惨めって思ってるかもだけど、俺らにとったらお前はここを繋ぎ止めてくれた存在なんだ。」
もう8年も前か、俺らは小学校の授業で魔物の狩り方を勉強していた時、実践として山奥の弱い魔獣がいる所へと足を運んでいた、
だが、好奇心旺盛だった俺たちは行ったらダメと言われていた強い魔獣がわんさかいる エリアに足を踏み込んでしまった。
Kr「あのとき、もしお前がいなかったら俺たちは今頃死んであの世でよろしくしてただろうな。」
あのとき俺含め全員が魔物相手に魔力切れを起こした、これはもう死ぬ、となった時スマイルは形見を使って俺らを助けた。
あのネックレス、ほんとに良かったのか?、何時でも身に離さずもっていたのに。
と聞いた時に彼は「ここで使わなかったら死んでいた。」とぶっきらぼうに答えた。
ここの奴らは全員家族を亡くしていない、だからスマイルがなかむを攻撃した時に驚いたんだ、ここの奴らは全員家族同然なんだから。
Kr「お前、言ったよな、 天使は残酷で、悪魔には慈悲がある。って、けど、あるお話には天使は嘘を付けない、ついたら神への反逆者になってしまうから嘘を付かない、それで悪魔は既に悪魔に反逆してるから嘘を付ける、それはつまり【天使】の残酷は【厳しい真実】で、【悪魔】の慈悲は【優しい嘘】なんだよ。」
Kr「天使が才能のあるものにしか微笑まないのは苦しい苦しい代償を背負わないために天使は才能がある者の身体に取り憑く。悪魔が無才に手を差し伸べるのは自分が天使であった時代に出来なかった無才に手を差し伸べることが出来なかった後悔を代償を払ってでもやりたいと祈りが募るから悪魔は無才な奴に取り憑くんだ。」
「祈りは何よりも強い魔力。」俺の母親が生きていた時代にずっと言っていた言葉。
優しい両親で両親とも向日葵のような存在だった、太陽が微笑むように笑い、向日葵のように下を向かない。
下を向くときは枯れる時のみだ。
俺の家系は光魔法の家系だ、しかし俺は魔法を授かった時光属性でありながら光魔法では無かった、光魔法はより天使に近い状態、両親が光魔法なのに子供が雷魔法なんて有り得ない、と親族からバッシングを食らいまくった、それでも親は「大丈夫、貴方は悪くない。」と言い聞かせてくれた。
日に日にエスカレートしていくバッシングに耐えることが出来なくなった両親は俺が学校へ帰ってきた時にはちゅうぶらりんになっていた。
そう、首を吊って×んでいたのだ。
俺は絶望した、全て俺のせい、俺が雷魔法のせいで家族は×殺へ踏み込んでしまった。
俺の愛した家族は雷魔法によって枯れた果てた幸せとなったんだ。