テラーノベル
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17号
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ピピピ……ピピピ…ピピ……
太陽が眩しい朝、小鳥がチュンチュンと鳴く声がする
窓から差し込む光があまりにも眩しすぎて、布団に潜ってしまった。
また、結局寝れなかった。
最近、僕の身体は壊れ始めたのか知らないが、眠気が全く来なくなったのである。
なので医務室から睡眠薬をこっそり貰い、毎日それを飲んでいるのである(決して盗んでる訳ではない。多分)
「 …前はまだ効いてたんやけど、流石に耐性ついちゃうか 」
机の上にある、薬の入った瓶を見つめながら独り言を零す。
今日は少し増やして3錠飲んでみたが、残念なことに効果はなかったようだ。
どうしようかと考えながら部屋を見渡すと、上へと積まれている書類が視界に入る。
「 やらなきゃ、書類… 」
やらないと、嫌われる。
捨てられる。
また、一人になっちゃう。
片方の手で近くに放っていたペンを拾い、書類へと向き合う。
書類仕事は苦手だ。
だけど、僕はみんなと違って動き回って戦うなんて出来ないし、情報面で活躍できたとしてもすぐガバってまうし。とある分野では人並みに出来たとしても、ここには僕より出来る人の方が多いから意味などない。
書類だってガバが多いけど、他よりまだマシだと思ってる。
みんなと肩を並べるには、無理をしないと無理なんだよ。
そうじゃないと、みんな僕を置いて先に行ってしまうから追いつくことが出来ない。
僕より後に入ってきた奴らもみんな、僕より先の方まで行ってしまっている。
「 ……なんで、僕ばっかこうなんだろう 」
心の奥深くにしまっていた色んな気持ちが、突然ブワッと膨れ上がってきて気分が悪くなる。
寝不足のせいか分からないが、全然頭が回らない。
余計なことは考えるな、忘れろ
今、この書類を片付けることにだけ集中しろ。ut。
そう自分に言い聞かせても、目の前にある書類が減ることは無かった。
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「 …なんで、なんで進んどらんの…ッ? 」
震えた声で、誰も居ないのに問いかける
他でもない、自分自身に。
前からそうだ。
書類をしていると、突然自己嫌悪に陥ってしまいがちなのだ。
書類しか、……いや、書類も、か。書類もまともに出来ない自分がなんで此処にいるんだろうとか、みんなはちゃんと出来るのになんで僕は出来ないんだろうってみんなと自分を比較したり、そんな余計なことを考えてしまうから一向に書類が進む気配が見えない。
いつの間にかついていた癖。それは悪いものだって分かっていても無意識にやってしまう。
そして、自分で自分を傷つける。
「 はぁ〜……つら、w 」
ペンをそこら辺に転がし、僕はベッドへと飛び込む。
視界に映った時計が示す時刻は、午前11時。
朝食は食べていない。
本当は、食事の時間になったらみんな食堂に集まって食べる。という決まりがあるのだが、寝ることが出来なくなった日からずっと僕は断っている。
普通に書類が終わってないという理由で断っているが、本当は、あまり人に会いたくない。というのが本音。
前までは呼びに来てくれてたりしていたのだが、みんな諦めたのか、呼びに来ることすら無くなった。
自分としては気が楽になったのだが、どこか寂しかったりと本当に嬉しいのかわからない。
でも、書類は前より進んでる気がする。
そう言い聞かせ、自分の気持ちに気付かないふりをする。
本当に、これで良かったのか。
何度も思った、でも時間が戻ることはない。
「 誰かに僕の気持ちを気付いて欲しい。 」
「 ……なんて、ね。 」
部屋の中。ふと出てきた苦い笑いは誰も気づかずそのまま消えてった。
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日本語むずい