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(ラウール)「……音が聞こえる……」
(ラウール)「あっちの方からだ」
(ラウール)「音が聞こえたけど……」
(ラウール)「どうした?」
(佐久間大介)「開かねぇ……」
(目黒蓮)「あ、ラウール」
(目黒蓮)「開かず金庫を開けようとしてるよ」
(佐久間大介)「もういっかい!」
ドコン!!!
(深澤辰哉)「あ、開けた。」
(佐久間大介)「はぁ……はぁ……」
(佐久間大介)「中は?」
(深澤辰哉)「箱がある。」
(深澤辰哉)「開けてみよう」
(宮舘涼太)「……写真?」
(宮舘涼太)「これ、かなりに古いな……」
(渡辺翔太)「ぼろぼろで顔も見えづらい」
(阿部亮平)「江戸時代の末期くらいの写真かな……」
(岩本照)「……あ、この人。」
(岩本照)「博麗紗代子だ。」
(ラウール)「ほんとだ!そっくり!」
(向井康二)「そっくりや!」
(ラウール)「綺麗な顔してるなぁ……」
(深澤辰哉)「あ、写真の裏が……」
博麗紗代子 50代目博麗の巫女 継承
(ラウール)「まだ幼い顔……」
(ラウール)「5、6歳くらいだろう……」
(深澤辰哉)「継承ってことはこの写真は継承式で撮られたみたいだな。」
(岩本照)「ああ、ほかは何かある?」
(深澤辰哉)「えーと……あ、これ。」
(深澤辰哉)「博麗紗代子 18歳。」
(深澤辰哉)「……!」
(岩本照)「どうした?」
(深澤辰哉)「これ、見て……」
その写真は真ん中に紗代子がいて、周りは俺たちとそっくりな男性が立っていた。
(ラウール)「なんだこれ……」
(目黒蓮)「顔、同じだ……」
(宮舘涼太)「……!」
(阿部亮平)「どういうことだ?」
(渡辺翔太)「……ちょっと、ほかはある?」
(深澤辰哉)「えーと、これ!」
紗代子 子供たちと
(渡辺翔太)「笑いあってる……」
(佐久間大介)「もしかしたら、俺たち前世で紗代子と会っているってこと?」
(ラウール)「まさか……」
(ラウール)「あのお墓は……」
(ラウール)「俺たちの前世?」
(佐久間大介)「……」
(宮舘涼太)「……他の写真も見よう。」
(深澤辰哉)「ああ……」
(深澤辰哉)「……ん、これだけ丁寧に封筒に入れてる……待てよ、江戸時代にはまだ封筒には無かったよな?」
(阿部亮平)「無かったはず。」
(深澤辰哉)「……この中に何かある。」
(深澤辰哉)「みんな、覚悟しとけ」
ガサッ……
(全員)「……!?」
その写真8枚で写ってるのは俺以外メンパーが幼い姿でその隣に紗代子が一緒にいる。
(深澤辰哉)「え、どういうことだ……」
(深澤辰哉)「え」
(深澤辰哉)「そんなの覚えてない……」
(目黒蓮)「……カラー写真……」
(目黒蓮)「白黒じゃない……」
(向井康二)「ちょっと見させて」
(向井康二)「……確かに写真にいる子は俺。」
(岩本照)「つまり、千衣沙さんの前世、博麗紗代子が俺たちと会っていたってことか?」
(阿部亮平)「おそらく、そうだ」
(阿部亮平)「だって、カラー写真だもん」
(阿部亮平)「つまり、紗代子は100年以上に生き続けていたってこと。」
(ラウール)「……!」
(宮舘涼太)「……だって、姿も変わらない。」
(宮舘涼太)「18歳の時の写真と全く同じ」
(宮舘涼太)「……」
(岩本照)「とにかく、写真を撮ろう。」
(岩本照)「後に調べるから。」
(ラウール)「……ああ」
(向井康二)「……あのお墓が俺たちの前世が」
(向井康二)「そこに眠っているやな……」
(ラウール)「うん……」
(目黒蓮)「紗代子は確かに旅を出かけたんだよな。なぜ博麗神社に戻ってきた?」
(岩本照)「分からない。」
(岩本照)「……それにしても」
(岩本照)「俺たち、戻らされなかったな」
(ラウール)「……あ」
(目黒蓮)「ほんとだ」
(岩本照)「あの噂は嘘か真実かはわからん」
(???)「いいえ、本当よ」