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スパイと殺し屋

4 - 第4話 苺が殺し屋になった理由

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2023年02月25日

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「え⁉︎」

由里香はお母さんに話した。なぜなら、由里香のお母さんは、苺の殺し屋の注文を受ける人だからだ。

「・・・い、苺って誰?」

殺し屋では、コードネームで呼ばれているので、本名をあまり覚えていなかった。

由里香は、そのことも知っていた。

「ストロベリーのこと」

「ああ、ストロベリーね」

お母さんは考え込んだ。すると、由里香に聞いた。

「由里香って、なんでストロベリーが殺し屋になったか知ってる?」

「え?知らないよ?」

~10年前~

「ママ~‼︎」

苺がまだ幼い時。苺は、友達と遊ぶ約束をしていた。「行ってきます」と言って、外へ出た。

「ただいま~‼︎」

そう言って苺は帰ってきた。しかし、おかしい。家の中が静かすぎるのだ。いや、少しガサゴソと音が聞こえる。

リビングに行った。そこには、苺の母の死体があった。

「・・・・・・‼︎」

キッチンから物音が聞こえた。キッチンに行くと、フードをかぶった男がいた。

その男の手には、包丁が握られている。

「ママを刺したの?」

苺は恐る恐る聞いた。ニヤっと男は笑った。苺は、包丁を取り、男を刺し殺した。

苺の手は紅(くれない)に染まった。そのあと、由里香のお母さん、香奈芽が家にきた。

~今に戻る~

「私が家に行った時、ストロベリーは、私を見て青白い顔をしたのよ。」

「捕まるって思ったんだね。」

「でね、私が、『刺した時、どんな感じだった?』って聞いたのよ。そしたら、『スッキリしたよ‼︎』って言ったのよ。」

「だ、だから、殺し屋の子にしたの?」

「そうよ。普通の人は受け入れない人でも、ストロベリーなら引き受けてくれるから。」

「でも、普通の人に戻ってたら?」

由里香がそう聞くと、香奈芽は、フっと笑った。そして、こう言った。

「その時は、死刑ね!」

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