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むわぁぁぁ好こ♡( ᵕωᵕ♡ )((
うおおおおおお!!ええね
天さんからリク
「あーおい!」
てんうがあおいに後ろから話しかける。
あおいのヘッドホンからは音楽が流れている。
珍しく音楽を聞いているようだ。
てんうがあおいの肩を叩くとあおいは気づいたのか振り向く。
「ん、あ、天さん。おったん?」
「いるよ!!w」
そうあおいの返答に笑いつつもてんうは続ける。
「あおい、あおい!はいちーず!!」
そう言っててんうは内カメ状態のカメラをあおいとてんうが写るようにした。
「ん、え、撮りたくないんやけど」
「いーじゃん!!今日ぐらい!!」
「はぁ…、?んー…今日だけな。」
そう言ってあおいは目線をカメラに合わせる。
「じゃ、もう一度はいちーず!」
カシャ。
無機質な音がその場に鳴り響いた。
「おーい天さんー」
ある日あおいがてんうの家を訪れた。
「連絡取れんくなってんけどどったんー」
そうてんうの家の前で少し大きな声を出すが、何にも反応が無かった。
「?」
あおいがドアノブに手をかけた。
「は?不用心やなぁ、」
そう言いつつ中へはいるとホコリが少し溜まっていた。
「…、?」
リビングへ入ると封筒が1枚。
開けてみればあの日撮った写真だった。
「なんで封筒に入れてんの?」
ふと裏を見た。
裏を見ただけなのに、あるものが信じがたかった。
裏面には一言。
『また来世で会おーね!』
「…は?」
何を言ってるのか全く分からなかった。
なんで、来世で会おうとか言っているのか、
なぜ家に居なかったかのようにホコリが溜まっているのか。
分からなかった。けど意味なんて理解出来てしまった。
てんうの家を見れば1つの診断書。
「白血病…、?」
??目線
私には時間がもう無い。
私でもわかる。
もうすぐ死ぬんだって。
だったらさ。
悔いのないようにしたいじゃん。
家を出る前に
診断書を隠して。
あおいの所へ向かう。
「あーおい!」
いつもは、何も理由もなくヘッドホンを付けているあおいが音楽を聴いているようだった。
はやくしないと。
そう思いあおいの肩を叩けばあおいは気づいたようで、
「ん、あ、天さん。おったん?」
そう言ってきた。
いつまでたっても変わんないなぁ…
その後、写真を撮るとすぐに家へ帰り撮った写真をプリントする。
そしてその裏に”また来世で会おーね!”と書いておいた。
もう、大丈夫。
来世ではきっともっと長くあおいといられる。
そう信じつつ、私は息苦しさを感じ始めた。
「もう、終わりかな」