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○○side
朝
今日は青葉城西高校へ行く日だ。
空は少し灰がかっていて、空気もどんよりしている。まるで今の僕の気持ちをそのまま表したかのように。
職員室前
はぁ…学生証の写真と今の見た目が違うとかそういうの色々聞かれたらどうしよう…。母さんが着いてきて全部事情説明してくれたら楽だったのに。
??「お前さっきからずっと立ちっぱだけど、どうした?」
後ろから声がして、振り向くと、そこには薄いクリームみたいな色の頭をした男子生徒がいた。てか初対面から敬語って舐められてんのかな僕。
「…あ、何でもないです。お気遣い感謝いたします。」
僕がそう返事をすると、男子生徒は少し驚いたような表情をしてから、ふっと口角を上げた。
「…僕の顔がそんなに面白かったのですか?」
少しイラつきながら質問した。
すると、男子生徒は口を開いた。
??「いやさ、上履きの色的に同い年なのに敬語なのが面白かったのとさ。凄い綺麗な声してんなーって。」
「え!?あ、ありがとうございます…(照)」
??「ふはっww思ったこと言っただけ。てかめちゃくちゃ照れるじゃねぇかwww」
……マジか。褒められた。くそ生意気なやつかと思ったら、普通に良い奴だった。ごめん。
??「てかさ、お前のこと初めて見たんだけどさ、もしかして…転校生とか?笑」
「え、あ、はい。よく分かりましたね。」
??「え?マジで?適当に言ったんだけどw」
コイツ何なんだろう。てか、話してる場合じゃない!早く職員室の中入らないと!
「あ、えと、僕、用事あるんで、また。」
??「じゃ〜な」
ふぅ…。よし、○○、いざ尋常に参る。
「し、しつれーしまーす(汗)」
先生たちの視線が一気に僕に集まる。ひぃ…。やっぱ怖ぇ(泣)
担任「えーと…もしかしてだけど、転校生の、泉さん?」
「あ、はい。学生証と写真が違うのには訳がありまして。少し話してもよろしいでしょうか?」
僕は先生に聞かれるより前に理由を話した。
担任「……そっか。私は何も否定しないよ。君の自由に生きなさい。クラスの子達には言った方がいいかな?」
「あ、言わないで欲しいです…」
担任「分かった。それじゃあ、教室行こっか。」
「はい。ありがとうございます!」
——–キリトリ線——–
久しぶりに書いたー!余談なんですけど、自分、プリ小説にも生息してるので、見つけてみてくださーい笑。ちなみに名前とか投稿してるのも全然違うので、多分分からないと思います笑