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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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千姫「死にたいの?」

蘭「うん、死にたい。」

千姫「理由は?」

蘭「生きていても仕方がないから。」

千姫「なんで、そう思ったの?」

蘭「俺は、価値のない人間だから。」

千姫「誰かにそう言われたの?」

蘭「言われなくてもわかるよ。」

千姫「質問を変えるね。

特に理由もなく幸せになって欲しい人はいる?」

蘭「それは、、、いる。」

千姫「、、、」

蘭「だから生きろっていうのかよ!?」

千姫「きっと悲しむよ。」

蘭「そんなのわかって、、、」

千姫「わかってない。

残された人がどんなに辛いかなんて。

蘭のことが大切で、蘭が思ってるのと同じくらい蘭の幸せを願ってることなんて。

きっとその人は言う。

本心じゃないのに、蘭を失ったら、その人だって、死にたくなるくらい辛くなるはずなのに。

でも蘭を救いたい、追い詰めたくない。

その一心で『死んでも良いよ。』って。

言わせたのは誰?

どうして手を離そうとするの。

幸せだよ。

私は蘭に会えて、心の底から嬉しい。

それなのにその幸せを奪うのは他でもない蘭なの?」

蘭「千姫、、、!

ごめっ、俺。」

千姫「良いよ。

次は蘭を私は幸せにしたいから。

蘭は、価値のある人間だから。」

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