瓦礫の山の中、少年は虚空を眺めていたただただひたすら、なにも感じることなく
日の光が差し掛かる朝のこと目の前に女性が現れた
「私のとこに来ない?」
唐突に声をかけられたが何も言葉を返さず、女性の顔を眺めることしかできなかった
あぁ、思い出す
ずっと求めてきたもの
自由こそが彼女だ
でも私の目の前から彼女は消えた
涙が止まらなかった
女性は少し困った顔をしながらも手を差し伸べた
少年はうんともすんとも言わず、ただただ引かれるがままに行った
月夜の光に魅かれながら
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