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人間関係というのは構築するのに時間がかかることだ。そして仮に良い人間関係が成立したとしてもそれを崩すのは赤子の手をひねるかのような簡単さなのだ。
「はぁああ、今日も特訓終わったー!!」
マジでここ最近特訓しかしてなくて干からびそうなくらい疲れたぜ、、、
「そういえばギルベルト、レヴィ今度の授業参観誰がくるんだい?」
どれだけ時が経っただろうか、一時間ほど経ったかも知れないし五分も経っていないかも知れない。
先に口を開いたのはレヴィだった。
「あ、あのさ!俺、その、なんていうか、あまり家族と仲良くなくてよ!!!特に深い事情とかもねぇけどよ!!だから、、、その、、ギルb、、」
「もういい!レヴィ、、、お前の気持ちも痛いほどわかるぞ。お前も俺も孤独なんだよ。ハカラ、お前も時々発言には気をつけろよ?」
この件以降ハカラとギルベルトはお互い気まずくなったのかあまり話さなくなっていた。
そんな日から約一ヶ月
ベイキナ魔法学園のある都市ベイキナの南部のある地域が突如壊滅状態になったらしい。
自然災害などではなく誰かの手によって引き起こされたことらしい。
ある日俺たちはデルラに特別指導としてではなく戦力として宮廷に呼び出された。
「いいかお前たち、今回は指導の先生と生徒の関係じゃない、だから真剣に聞いてほしい。今回南部にあるリーサという街が壊滅状態に陥った。そのため今回はその地気への調査に行ってきてほしいのじゃ。」
「けどさけどさ!!俺たち三人で大丈夫なのかよ!?」
この三人では不安すぎる!!
「大丈夫じゃ!今は成功することだけを考えろ!余計な考えは捨てて良い!植物からの加護を受けているハカラと虚空を使いこなすハース一族の子孫、そしていかなる時でも励ます力を持つお前がいるだろう」
「わかった、、行ってやるよ。俺の虚空を破れるものはいないからな。」
こうして俺たちは調査をしに南にあるリーサに向かうのであった。
だが道中でギルベルトがこんなことを言い出した。
「リーサ、か、、、、」
「そんなに悲しげな顔をして。」
ここで俺がこう聞くとギルベルトは言った。
「リーサは、俺の故郷だ」
「!?!?!?」
今ギルベルトの故郷が襲われているのか?なぜだかしらねぇが早く行った方が良さそうだった。
リーサに到着した、がもう周りの建物は壊されており人も地面に倒れているが唯一2人立っている人がいた。
その2人はこちらを見てこう言い放った。
「やっと見つけたぁ。君がいないから街の人たちに聞いて回っていたのに誰も知らないって言うもんだから片っ端から尋問したのに見つかるならしなくてよかったなぁ。」
そいつの周りには真っ赤に染まった人がたくさん倒れている
「お前、ギルベルト・ハースだな?お前、強くなりたくないか?」
次回「一族の秘密」