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お兄ちゃんは僕に人の「助け」方を教えてくれた。

「お兄ちゃんだから、俺が、助けなくちゃ」

「これしかお前を助ける方法がない」

そう言って泣きながら僕を助けてくれた、だから僕もそうした。

多分、僕が初めて人を「助け」ることが出来たのはお兄ちゃんだと思う。

今でも時々、様子を見に来てくれる、そうすると僕は元気が出るんだ。

だけどお兄ちゃんは疲れちゃうみたい、僕が話しすぎるからかな?

僕にできることはあるのかな、僕を助けてくれたお兄ちゃんに僕ができることってなんだろう?

お兄ちゃんは1度死んでしまっているから、いつもみたいな「助け」方はできない。

僕の元気をあげることは出来るんだろうか、今度お兄ちゃんに伝えてみよう。

とりあえずは話の要素を盛りすぎないことしかできないかな。

もっとよく観察しなくちゃ、そうしたら何に疲れているのかわかるはずだ。

……いや、もう一度「助け」られないのかな、もう体がなかったとしても魂は?

盲点だった、取り殺せるのは体だけじゃない。

体がなかったとしても心や魂がある、 完璧なんかじゃなかった。

そうと決まれば確かめなくちゃ、どうしたらお兄ちゃんを完全な「幸せ」にしてあげられる?

観察と分析、「救う」ための基本だ、待っててね。

絶対に「助け」てあげる、 完全に「救っ」てあげる、完璧に「幸せ」にしてあげる。

君は僕のお兄ちゃんなんだから。

僕は大好きだから呪う

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