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「はぁ…」
最近、よく眠れない…
仕事は、ありがたい事に忙しく
身体的には、かなり疲労が溜まっているはずだ…
それでも
「今夜もダメか…」
何とか眠れたとしても、すぐに目が覚めてしまう…
身体の為にも美容の為にも、寝なければと思えば思う程
焦りが生まれて上手く眠れない…
「………」
原因は分かってる…
分かってはいるものの、それをどうすれば良いのか…
今の自分に自信が無くて、二の足を踏んでいる今の状況…
◇◆◇◆
「ねぇ、しょっぴー…ちゃんと寝れてる?」
グループで仕事のこの日…
怪訝な顔をした目黒蓮が、控え室のソファーで休んでいた俺に声を掛けて来た
「忙しいのは分かるけど…ちゃんと寝ないと、身体がもたないよ」
隣に腰掛け、顔を覗き込まれて
目の下にクッキリと浮かび上がる、不眠の証に視線を向ける
「忙しいのは、お互い様だろ…」
グループ1多忙を極める目黒に、そんな事を言われ
俺は、不満そうな顔を向けた
「もう、俺は真面目に言ってるの」
「そんな事言ったって、眠れないものは仕方ないだろ…」
隣にギリギリ聞こえるか、聞こえないか位の小さな声で言い訳をする
「ん?何か言った?もう一回言って?」
案の定、聞こえなかった目黒が聞き返してくるが
「だからもう、分かったって…身体が資本だもんな俺達」
「そう、そうだよ。夜更かしは、美容にだって悪いだろ?しょっぴーの、美肌にだって悪影響だよ」
そう言いながら人差し指で、ツンツンと頬を突かれ
「はいはい、分かりました〜」
俺は、苦笑いしながらそう答えた
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