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あの日。彼女と出会った日、明るい彼女が、俺は、何か、悲しいものを持っていると感じた。根拠のない、ただの感覚。その感覚は、当たった。それは、自分の想像を、遥かに超えたものだった。


「影斗〜!」

「沙恵か…おはよ。」

「今日も一緒に帰ろうよ。」

「ああ、分かってる。」

「それじゃあ、また後でね〜!」

「ああ…」

彼女は、沙恵。普段は、明るい。でも、傷を負っている。彼女は、虐待を受けている。その事実を知った時、俺は、何も感じなかった。予想の上を、行っていたから。ずっと、ずっと、苦しんで、それを隠す為に、明るく、演じてきたのだろう。彼女の心は、折れかかっていたのだと、思う。


「沙恵。」

「あ…影斗…ありがと…」

「別に。自分で選んでる道だし。」

「そうだね…良かった。嫌われてなくて。」

「当たり前だろ。」

会話が途切れる。俺が、隣にいるだけで、少しでも、楽になっているなら…

「沙恵…大丈夫か?」

「何が?」

「分かってるだろ。お前が一番。」

「…うん…大丈夫……」

「……昨日、考えたんだ…大丈夫は、自分に、大丈夫だって、言い聞かせているだけなんじゃないかなって。」

「…」

返答はなし…か…返答を望むものじゃないから、良いか。


「家に、帰りたくないよ……」

「…ああ…知ってる…今日はどうする?」

「ごめん…今日は…遅くなったら…多分…」

「そうか…分かった。」

「また明日…」

「また明日…」

…クソッ…何も…何もできない自分に、イライラする。沙恵の力になりたい。でも、なれない。自分は無力だ…目の前にいた人、たったの1人でも、救えないなんて…

沙恵…君は…何を考え、何を思っているんだい?

明日の君に、笑ってほしいから

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