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小鳥のさえずりで目が覚め、優雅な1日を送る……………そう……思っていたのに、


「さっさと死んでくださいよ。……お嬢様」


なんで、……なんで、こ〜なるのよ〜‼️


皆様おはようございます!私は、如月ひよりと言います。


突然ですが皆様……私は、今


​───────​───────


執事に殺されかけています!!


は?……っと皆様お思いですよね?安心して下さい。私もよくわかっていません。


え〜、説明致しますと、


まず最初に私を殺そうとしているのが執事の小林ゆいは、この如月家の執事長でもある。そして私は、この執事長の主で、如月家の一人娘のきさ((((


ビュン……!ビュンビュン。


「……も〜!、ゆい‼️私が今説明してるんだからバンバン、ナイフ投げるの辞めなさ〜い‼️」


「嫌です。お嬢様……そのあだ名みたいなの辞めて下さい。」


「あだ名みたい、じゃないあだ名よ。ゆいって名前、可愛いじゃない?。……そんな嫌な顔しなくても」


「……嫌です。私はその名前嫌いなので、………だいたいお嬢様はいつも((((」


ピピピ、ピピピ、ピー、ピー、ピッ((


タイマーが屋敷中に響き渡る。


私とゆいはは、立ち止まり、ポケットに入れておいた時計型タイマーを止めた。


「……さて、朝の運動も終えたことですし、私は朝食の支度でも致しましょう。……お嬢様は…その芸術の欠片もないボサボサの寝癖をさっさと直して下さい。如月家のご令嬢がそれでは恥ずかしいですから……」


「そもそも!貴方が投げた爆弾のせいでこうなってんでしょ〜が!」


「私のせいにしないでください。お嬢様がきちんと避けないのが原因なのでは」


「避けられるわけないじゃん‼️あんな爆弾‼️あっ、こら‼️…待ちなさいよ‼️ちょっと‼️」

​───────​─────

​─────​────

​───────



本っ当〜に、あの執事〜‼️


何が「お嬢様がきちんと避けないのが原因なのでは?」っだ‼️一言多いのよ、も〜‼️


……ダメだ〜、ぜんっぜん直らない!濡らしてもぜんっぜんダメ……なんならより酷くなった。いつもなら濡らしたら直るのに〜‼️全部ゆいのせいだ〜‼️


「すべて私のせいにしないでください。お嬢様」


‼️‼️‼️


「びっっっくりした〜‼️気配消して急に出てこないでよ〜。本当、心臓に悪い。」


「………(ボソッ)」


「ん?何か言った?」


「いえ、何も……失礼します。」


ゆいはは私の髪に手をかける。


「…………今日のご飯何?」


「なんで少し不貞腐れてるんですか。……本日の朝食は、フランスパンを使用したフレンチトースト、コーンスープ、カプレーゼ、サラダとなっております。」


えっ、美味しそう


しかも、この間私が食べたいって頼んだやつだ!楽しみ!


「…デザートは?」


「…………」


へ〜、この私に無視とはね〜?


「……はい。出来ましたよ。」


鏡を見ると、何をしても直らなかったボサボサの髪が、綺麗にまとまっていた。しかも、なんかサラサラになってるし


「不貞腐れてないで行きますよ、お嬢様。旦那様と奥様がお待ちです。」


「は〜い、……ね〜、ゆい?」


「なんですか、お嬢様。」


私とゆいはは、廊下を歩いていく。ゆいはの後ろを私が歩いていく。


「一応聞いておこうと思って……今日のご飯に、毒は、入ってないよね?」


私の問いかけにゆいはは、こちらに顔を向けることはなく、


「……」


いや‼️無言⁉️私が話しかけてんのに‼️………ん?無言……!コレは多分?毒入ってるな‼️良かった〜、食べる前に聞いといて〜


………てか、ゆいはの髪ってサラサラだよな〜、なんで?


…同じシャンプー使ってるのに〜、


神様〜不公平よ〜


「……お嬢様。」


「ぷぎゃっ!」


びっっくりした〜、全く〜急に話しかけてこないでよ〜


「……なんですか、その情けない声」


「ゆいがびっくりさせたからじゃん〜‼️」


「……そーですか。」


いや、「そ〜ですか。」って何よ‼️


こちとらソレで心臓止まりかけ((


「着きましたよ。お嬢様。」


前を見ると、とてつもない大きな扉が目の前に現れた


とことどころにヒビが入っていた。


多分、私たちのせいね!


なんてことを考えている間に、ゆいはが重そうな扉を開けてくれた。


私はゆいはが開けてくれた扉をくぐって中に入った。



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