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𓂃𓈒𓂂ふわ
「俺ん家、貧乏で……」
「貧乏?なら学校にもそういって許可もらえればいいじゃん」
「…実は俺、小さいときに母さん亡くしてるんだ。」
「え?」
「それでちょっと父さんが仕事できなくて……」
その時授業開始のチャイムがなる
「あー。また今度な」
*夕方、颯真は帰り道を歩いているとアパートの前で怒声*
「ふざっけんな!俺が酒を飲もうが勝手だろ!さっさと金寄越せやぼけぇ!」
葵が葵の父親らしき人に拳をあげられている
「ご、ごめんなさい……でも、お医者さんもやめとけって……俺は、父さんの体調が……」
「うるっせぇ!寄越せって言ってんだよ!」
葵を殴る父親
「バキィ!」
地面に転がる葵から金を引ったくって去る父親
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、起きてよぉ、」
その葵のとなりで泣きながら葵を揺する弟らしき人物
「葵!」
駆け寄る颯真
「た、滝島さん……?」
「あの人、葵の父親か?」
隣で泣き続けている葵の弟
「う、ん……恥ずかしいところみせてごめん。」
「そんなことない。」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん……僕のせいで……うぅ」
「大丈夫だよ。ひろと。泣かないで。 」
葵は弟のひろとの頭を撫でる
「それにしても葵の父親やばいな。どうしてあんなことに?」
「実は……俺が小さい頃に母さんが病気で他界して……それからずっとあぁなんだよね……」
よく見ると葵のシャツの隙間から見える腕や背中には傷とアザだらけ。だからプールも着替えもみんなを避けていたのか。
「なんで誰かに相談しなかったんだ? 」
「迷惑かけたくなかったし……」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
様子を見るに葵はずっと弟のひろとを庇って毎日身を粉にしてアルバイトをして生計を立てていたのだろう。
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