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リクエスト作品です✨
🩷💛高校生だった頃の話です
俺達M!LKが結成した当初は、 CDの売上も知名度も上がらず。ましては全員が学生だった為、現場までの電車移動は頻繁にしていた
俺と勇斗は同じ電車に乗るためお互いの暇つぶし相手である。しかし時間帯によってはもちろん満員な訳で、今日はその日だった。
勇斗は満員電車が余程嫌いだそうで毎回イライラしている
「もうまじで最悪座れねぇじゃん!!」
もちろん俺もイライラしているので反抗はする
「仕方ないよ遅れたら怒られるし早く乗ろ」
勇斗の手を引き人混みを掻き分けながら進む。まだ華奢で小柄だった俺達にはこの一連の作業が地獄のようだった
何とか電車に乗りこみ端に立つ。2駅で降りれるなら我慢出来るなと思っていた俺は間違いだったのかもしれない
電車に乗り出してすぐ後ろの方から何かさわさわと触られているような違和感を感じた。勇斗は俺の少し前に立っているし手は横にあるため勇斗では無いことは分かる少し目線を後ろに向けると俺よりも倍大きい40代くらいのサラリーマンが立っていた。目線を向きすぎたせいか、サラリーマンと目が合い、微笑んでいた
しかし腰辺りの違和感は止まない
痴漢だ。俺はそう確信した。とりあえず手を離してもらおうと身体をねじるが腰を固定されていて動けない
大声を出して止めようと思ってもいざとなると怖くて声が出ない。勇斗には迷惑かけたくないし電車降りた後にイジられそうだったから余計言えなかった
その後その痴漢はどんどんとエスカレートし、ついに服の中に手が入ってきた
「っ……」思わず声が出そうになる。冷たくて大きな手がとてつもなく気持ち悪い。俺は恐怖と気持ち悪さで涙が止まらなくなる勇斗はずっと窓の景色を見ていて気付きそうに無い、
俺の服の中に入っていた手はいつの間にかズボンに入っていた俺は膝から崩れ落ちそうになるが手すりを持って何とか必死に耐える
「っ、、あっ、」まだ他人に触られた事がないソコを急に触り出すから出したくなくても声が出てしまう。もう限界だ。
そう思って勇斗を呼びかけようとした時、
勇斗が俺の手首をつかんで思いっきり自分の方に引き、前からハグされる状態になった
「勇斗…?」勇斗は何も答えてくれない。気付いていたのか?まぁあの男は勇斗のおかげで姿を消したからいいかと思っていた時勇斗が俺を強く抱き締めてきた
「ちょっと電車の中だって、やめ、、」すると俺の言葉を遮り俺にだけ聞こえるくらいの声量で勇斗が
「怖かったよね。もう大丈夫」
と背中を摩ってくれた。俺は勇斗の優しさと包容力に涙が止まらなかった。俺は勇斗を力いっぱいに抱きしめた
電車を降り俺は勇斗にこれでもかと感謝をする
「勇斗ごめん。本当にありがとう。」
「いいんだよそれより仁人は大丈夫なの?仁人可愛いんだから気を付けなよ?これからは俺の前に立つ事。いい?」
彼はどこまで気遣いが出来るんだとまた涙が出そうになる俺は泣いている顔を見られないようにまた勇斗に抱きつく
「うおわっ!何だよ仁人甘々モード?」
「違うし。」
勇斗、ありがとう。
END
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