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『百合、お前の考えは間違っている』
僕は朝霧 悠真。
ただ普通にいる一般人。
少し変わったところといえば、占い師だということ。
何かが起きて、誰かで遊べるようになった。
百合と言って、とてもやり甲斐がある相手。
「フフッ、こいつの反応面白いなぁ…」
いつの日か操るのが日課になっていた俺は自分が神なのではないかと思い始めた。
だから、演じきれたんだ。
ある日のことだった。
「百合……?」
久しぶりに水晶を見た僕は驚愕した。
『痛いっ!やめてっ!』
真っ赤な炎。
誰か男の腕。
『お兄ちゃん!』
『海…』
修羅場だ。
「嘘だ……百合?」
誰にも聞こえてないのか、返事なんて返ってこない。
『私はまだやることがあるの』
まだ言ってるのか。
でも、まだ遊びたい。
だから生きてくれよ。
まだ遊びたいんだ。
水晶が壊れていく。
崩れ落ちてくる。
「やだ…まだ遊びたいんだ。 」
何故か僕もその場から崩れ落ちていった。
「朝霧 悠真さんは、脳に障害があったと見られます。」
医者の声。
何かが空中で揺れていた。
怒りと悲しみと全ての感情を混ぜた幽霊になって。
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