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…もし、僕がタイガとライガの立場だったら…僕は間違いなく敵である悠を…
殺しに行くだろう……………。
レン「………っ!」
タイガ「兄さんを!!!!兄さんを返せ!!!!」
タイガ「うわぁぁぁぁああぁあ!!!!!」
ザシュッッ!!!!!
…………ポタポタポタポタ………
タイガ「っっ!!!!ゴフッ………ッ…」
レン「ハァハァハァハァ………」
レンはタイガの一瞬の隙を突いてタイガの腹部を貫いた……
タイガ「ウグッッ…」
レン「……お前に…タイガに」
レン「聞きたいことがある…」
タイガ「ハァハァハァ……それ聞いて……どーすんの……ハァハァハァ……」
レン「……お前の答え次第ではお前を助けe……」
タイガ「やめろっっ!!!!!殺せよっ!!!!」
レン「……」
タイガ「僕は…早く死んで兄さんと同じとこ逝くの!!!!逝きたいの!!!!だからっ」
タイガ「だから!!!!早く僕を殺せよっ!!!」
タイガ「うわぁぁっ!!!!兄さんっ!!!!
1人にしないでよぉぉ!!!!置いてかないでよぉぉぉ!!!!グスッ」
そう言うとタイガは幼い子供のように泣きじゃくった
レン「…分かった…殺すよ…だけど…最期にお前は悠に…」
レン「何をして此処に来たのか…」
レン「何で”悠の心”に居るのか…教えて」
タイガ「……っ…グスッ…」
タイガ「僕は…僕は…っ…」
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〈あらぁ〜可愛い双子ちゃんねぇ〜〉
母〈えぇ…本当に可愛いわ…私の自慢の子だわフフ♡〉
僕は兄さんと一卵性双生児として産まれた
父さんと母さんはとても優しくて僕達が
産まれてきた事をとても嬉しく思ってた
毎日が楽しくて皆で遊んで…そんな生活がずっと僕は続くと思ってた…
小学校二年生までは……………………
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ある日…
母〈うっ…ウグッ…グスッ……〉
母がうつ病になってしまった…
それも”父さん”のせいでっっっ!!!!
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父〈おい、金くれよ〉
優しかった父さんがギャンブルにハマり始めたのだ
理由はリストラされたから…
父さんは大手企業に勤めていた
だけど会社の経営は上手くいかず赤字だらけでリストラされたのだと言う
父さんも最初はかなり弱っていた
そんな父さんを見て母さんは
母〈大丈夫よ貴方! 私も仕事増やすしちゃんとこの子達の育児も頑張る!だから2人で頑張りましょう!〉
父さんを支えようとした…
だけど、徐々に父さんは変わって行った
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父〈おいっ!!!!金くれよっ!!!!〉
母〈ごめんなさい貴方…もうお金無いのよ…これ以上はこの子達の学費がっ〉
父〈んな事知るかよっ!!!!いいから渡せよクソ女っ!!!!〉
母〈で、でも!!!!〉
ゴツッ!!
母〈っ!〉
父〈いいから渡せよ…金がねぇーなら風俗でもキャバでも仕事しろよッ!!!〉
父さんは母さんに手を上げた…
それどころか夜の仕事をしろと告げパチンコに行ってしまった…母さんの金を奪って…
僕と兄さんは何も出来なかった…それなのに母さんは
母〈頼我、大我…大丈夫よ…母さんが貴方達2人を守るからね……大丈夫…大丈夫だから…〉
その後も母さんは僕達の為に死に物狂いで働いて育児も全部一人でした
頼れる親戚もいなかったから……
頼我〈なぁ大我…〉
大我〈なに?兄さん…〉
頼我〈俺達もさ母さん守ろう?母さん夜遅くまで仕事して…俺達を育てて…母さん壊れる…〉
大我〈うん、僕も兄さんと同じっ!母さん守りたい!!!!〉
頼我〈そうだな!まずは、母さんの為にお手伝いいっぱいしような!まだ俺らは小学2年生だけどいっぱい頑張ろ!〉
大我〈うん!!!!〉
僕にとって兄さんは心の寄りどころだった
母さんは仕事、家事で忙しくあまり遊ぶ時間がなかったため、いつも兄さんと一緒に居た
それに父さんはパチンコに負けた腹いせに僕達を殴ったり蹴ったりした
兄さんはいつも僕を庇ってくれていた
だから僕は何をされても兄さんと一緒ならなんでも出来ると思っていた
だけどある時 母さんは………っ!!
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頼我〈母さんっ!母さんっ!!〉
大我〈う…そ、母さんっ!!!!!!!!〉
父さんに”殺されてしまったんだ”…
第14話終わり