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「___と….」
ルシーカの声は風に消された。
「謝らないと!!」
そんな風を巻き返す様に声を荒げた。俺はルシーカの異常を感じ、必死に止めた。
「ごめん!ごめんなさい!謝るからこっちを向いて!!お願い!」
こんなに声を荒げたルシーカは初めてみた。
「ねぇ“ハカ”ちゃん!!!」
必死に手を伸ばしたが届かない距離。そんな手を伸ばした先にいる女の子がこちらを向いた。
「何?」
沈んだ声が脳に響いた。
「さっきから聞こえてたけどまたアンタ!?【大蛇の呪い子】の癖に気持ち悪いのよ!」
俺はその時時が止まったかと思った。