春千夜嫌われ
蘭視点
うわ、こいつの泣き顔超可愛いー♡
勃ちそ♡
利き手の指2本紫色になってて超いたそ。
必死になって痛みを何処かに逃がそうと足をジタバタしてる三途を見てクスッて笑っちゃった。
だって可愛いんだもん♡
「だいじょーぶ??♡」
「だいじょ、ぶな…グスッ…わけ」
瞬きする度に涙が一滴垂れる。
普通の男性…いや、普通の女性よりも睫毛が長いし、白いから涙が超似合う。
あ、写真撮っとこ。
カシャッ
これも永久保存だなー、壁紙にしとくか。
「撮んなよ…!!」
「んー、無理♡」
ほんとはもっと顔見たいけど、俺にも仕事はちゃんとあるからやらないとなー。
あー、めんどくさ。
ま、レア写真撮れたからいっか。
「じゃ、俺仕事だからバイバーイ♡」
「……くそっ」
部屋に出ていく瞬間「…に……い、ょ」と微かに聞こえた。
なんて言ってたんだろ?
三途視点
痛い…痛い…痛い。
彼奴は狂ってやがる。
人のことを傷つけて、泣かせて、写真を撮って…。
反社の俺が言えねぇけど、一応仲間なんだからあれはねぇだろ。
俺は包帯を巻こうと救急箱の中を探った。
有りはしたものの、少なすぎる。
指2本も折れたんだ、この量じゃ1本しか無理だ。
しょうがねぇ、いらない布で巻いとくか。
そういえば、蘭が出ていった瞬間言った言葉…俺は冗談で言ったつもりはない。
俺はやると決めたらやる男だ。
いつかはそれを実行する。
だが、いつやるかだな…。
まあ、まだ俺は若い方だし沢山悩んで決定しよう。
最後にやりたいことはちゃんとやらねぇとな。
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コメント
1件
続きが待ちどうしいです!楽しみに待ってます!