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『敦君が行方不明!?』
「社長からは3時間で連れ戻せと。」
『3時間…ねぇ。乱歩さん。』
「場所は分かってるんだ。…けど。」
『けど?』
「場所が海の中なんだ。しかも、”完全犯罪”のように痕跡を追えない。」
『海…完全犯罪…!私、其処知ってます!』
「本当ですか!?」
『確か、組織に入ったばかりのころに連れていかれて、2か月位は其処の警護をしてたの。だから…』
「セキュリテヰも熟知していると。」
『うん。変わってないと良いけど…誰連れてく?』
「僕の細雪使えませんか?侵入する時とか…」
『だね。あと、太宰は無効化しちゃうから無理。国木田さんは手帳が使えない。となると…』
「私が行く。」
『鏡花ちゃんだね。行くよ。あ、呼吸は心配しないで。重力操作と外套の応用で行けるから。』
「私が護衛する。」
「くれぐれも気を付けろよ。」
『骨は拾ってくださいね。行ってきます。』
私たち三人は敵の拠点に向かった