コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『ここが帝國図書館か、、。めちゃくちゃデカ、、、、。』
そう呟いたのは、今日からこの帝國図書館で特務司書を務めることになった、、
『ふぅ、、、。相崎柚と申します。お好きに呼んで頂いて構いません。宜しくお願いします。』
しっかり90度頭を下げ、目の前にいる人物へ冷静に挨拶をする。
「おお〜!新しいおっしょはんか!待ってたで〜!ワシはオダサクこと織田作之助や!これから宜しゅうお頼もうします〜!」
ん、、、?関西弁?!いや、まあそりゃそうか。織田作之助先生は大阪出身だったってどっかの記述にもあったし。
「俺は坂口安吾。偉大な落伍者になる男だ。これから宜しくな。」
なんだろう、、、。すっごいお兄ちゃん感!!【堕落論】確か本当にちょっとしか読めなかったんだよね、、。学生の頃の私には難しかった、、、、、。
「俺は彗星の如く舞い降りた天才小説家!太宰治だ!!宜しくな!」
太宰先生ってこんな感じなの?!!←失礼
読んだことある見た事ある作品からは想像できn(((【女生徒】【人間失格】等…。
『はい!宜しくお願いします。』
「それじゃあ、早速だが潜書を頼みたい。司書、ここに来てすぐだから戸惑う事もあるだろうが、お前は潜書する面子を頑張って選んでくれ。ちなみにこの三人が潜書する事は決まっているから、あと一人だ。」
隣に居た館長がこちらに向き直って声をかけてきたので、私も館長に向き直り返事を返した。
『は、はい!!頑張ります!』
あと一人なら館長が選んでくれたら良いのに、、と思ったりもしたが、まずは一仕事と潜書するもう一人の文豪を探す為に図鑑を捲った。
『なるほど、、。(芥川先生かな?いや、けど、、、。)』
「決まったか?」
『?、え?』
「下だ。」
そう声が聞こえたので足元を見てみると、、。
『え?、、、ぅわああ!!!』
「はあ、、。それで?お前か。新しく司書に選ばれたのは。」
『そうですけど、、、。ん?、、え???』
「どうした?」
『猫が喋ってるのはこの世界では当たり前極普通のものなんでしょうか?私がおかしいだけなんでしょうか?いやそれとも馴染めてないだけ?馴染めたらこの猫が喋ってる状況も当たり前になる?てか喋れてるだけじゃなくてちゃんと通じる言語を話せてるのもどうしてなのでしょうか?猫は人が喋っていることを理解するって聞いたことあるような無いような気もしますがまさかそれで喋れるようになったのでしょうか?という事はこのおしゃべり猫も元は飼い猫?じゃあなんで帝國図書館に居るの?あ、ペット?ここの看板猫みたいな感じですか?』
「、、、、、。良く喋る人間だな、、。」
『、、、、、、、、良く喋る猫のようで、、、、。頭の中混乱してるんですが?』
「あれ一息で言ったぞ、、。」
「幾つ質問あった、、?」
「めちゃくちゃ言うやん、、。」
いや驚いてんのこっちなのですが??
「、、こっちの都合だ。」
『なるほど。そちらの都合で喋れる猫が帝國図書館に居るんですね納得です!✨、、、、ってなるかい!!都合ってなんですか?!答えになってません!!』
「ツッコミも完璧、、、。」
「あのネコ、これから苦労するぞ。」
「あのおっしょはん個性強ない?」