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その後、ケイプスライムやストーンラビット、ベビーハーピーなどの風や岩属性のモンスターを水弾や剣技で倒して、なんとか奥の道に進んでいった。
「え?
僕のステータス…?」
ゼファーが私の問いに振り向きつつ答えた。
「うん、どんな職業とスキルなの…?」
「僕の職業は、天地神。
天と地を極限まで操る能力であり、僕しか持ってない職業だよ、おそらくね。
君の、操海士も、かなりレアだけど、多分僕も同じくらいのレアさかな。
お互い唯一無二ってわけ。」
「そっか…
天地神…
すごく強そう…」
「すごく強いんだよ。」
「自分で言うー?」
「でも、このゲームは強いだけではクリア出来ない。
そういう仕組みになっている。
まぁ、先に進めば分かるさ。
さぁ、ボスの間だよ。
Are You Ready?」
「OK…!」
彼の英語の掛け言葉にOKと答え、剣を握りしめた。
ボスの間に入ると、白い毛並みの大きな狼がいた。
「ウィンドウルフ、アレを倒して本物だよ。
さぁ、頑張って。」
ゼファーが何かしらのスキルで天井高くに浮きながら、そう言った。
「水弾!」
私は水風船くらいの水弾を5つ同時に発生させる。
それをバラバラの方向からウィンドウルフに衝突させ、その隙に斬りつけてしまおう、という作戦だった。
しかし、ウィンドウルフは風のバリアを展開して、それらを全て地面に叩き落とした。
微動だにしない。
これじゃ、隙がないわ…!
私は剣で斬りかかることにした。
『ぐるるるる…!』
強靭な牙が見え隠れする。
しかし、怯んではいられない。
私は剣でウィンドウルフの首元を狙った。
その時、ウィンドウルフがカマイタチを発動した。
「キャァァァ!」
私は咄嗟に、スキル・水膜でガードするも、カマイタチの傷は複数に及んだ。
「潮癒!」
回復スキルで傷を癒しながら、後退する。
しかし、ウィンドウルフはその隙をついて攻撃してくる。
体当たりだ。
こうなったら…
骨を切らせて肉を断つ!
私は体当たりを避けずに、ウィンドウルフが当たる直前で、剣を斜めに振った。
体当たりの力でウィンドウルフが深く斬れる!
と、同時に、私は背後へ吹き飛ばされる。
もう一撃!
「水鋭弾!」
さっき覚えたスキルに最後の力を込めた。
水鋭弾はウィンドウルフの額に突き刺さった。
「ま、合格、かな…?
おっと。」
倒れる私をゼファーが抱き留めた。
「倒した…よ…」
「全く…
威勢だけは良いんだから…」
少し困ったような嬉しそうな声がゼファーから聞こえた。
そして、私は目を閉じた。
コメント
1件
うわあああ第9話読み終えたよ…!!😭💕 初ボス戦めっちゃ熱かった〜!ゼファーの「天地神」って職業カッコ良すぎるし、自分で「すごく強いんだよ」って言っちゃうとこ草生えたw でもchipiちゃんの「骨を切らせて肉を断つ」覚悟の攻撃、マジで痺れた…!最後に倒れたとこをゼファーが抱き留めるシーン、尊すぎて鼻血出るかと思った🩸💕 2人のコンビネーション、これからもっと見たいよ〜!次話も絶対読むね⋆♡
くろぬか
3,099
柘榴とAI

441
#没入感フィクション
柘榴とAI

391
柘榴とAI

298