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寝て起きて、適当におにぎり食べて、お風呂に入りたくなったけどめんどくさくて結局シャワーだけになって。スマホ適当に触って眠くなったら寝て、起きて。繰り返しだ。同じようなことを繰り返す生活に飽きてもう某海外刑事ドラマ3週目だ。そろそろお金を下ろしてこないといけないので外に出た。久しぶりに吸った外の爽やかな空気は気持ちが良かったけれど、すぐに陽射しにやられた。通帳財布封筒ペットボトルのお茶スマホを突っ込んだトートバッグを肩にかけ直して歩き出した。
銀行は割と街中にあるので県庁所在地のこの地域では結構都会になる。たまに路上ライブとか見るし、麦茶同好会の走り出しだってここだ。懐かしいなあとか考えてちょっとだけ虚しくなって涙が出そうになった。何とか堪えて銀行まで着いた。お金を下ろして封筒に入れる。トートバッグを大事に抱える…のはさすがに怪しいので封筒の中身をきちんと確認してからトートバッグに入れた。トートバッグを肩にかけ直して深呼吸。銀行の外、強い陽射しに目を細めながら歩いた。
「……あ」
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