『仁ちゃん、俺さ、はやちゃんのこと好きなんだよね』
なんでこんなこと吉田さんに言っちゃったんだろ…ちょっとした冗談のつもりだったし、吉田さんの反応が気になっただけ、本当にそれだけだったんだけどなぁー。
仁ちゃん気づいてる?はやちゃんって俺の事姫って呼ぶけど、咄嗟に守ろうとしちゃうのは仁ちゃんだよ。
早く気づけばいいのにって思って言ったセリフだったけど、あれから仁ちゃん佐野さん見つめる回数増えたよね。
なんで、俺こんな複雑なんだろ…
自分の気持ちなのにわかんないや…
YJの空気感も好きだし3080も大切…
「舜太はさ、メンバーと付き合うなら誰選ぶ?」
なんとなく近くに居た舜太に聞いてみた。
「え〜急にどうしたん?」
「なんとなく」
「ん〜…太ちゃんもはやちゃんも仁ちゃんも好きやけど、やっぱり柔かな!」
「え、意外だね。仁ちゃん選ぶかと思ってた」
舜太は何かと「仁ちゃん!仁ちゃん!」だから絶対吉田さんだと思ってた。
「えー意外かな?だって、俺にとって柔は特別だよ!」
へへ!って本当に嬉しそうに笑う舜太の顔は眩しくって幸せそうで
「あー…俺、もう舜太が入ればもういいかもだわ」
「え?!ダメだよ!M!LKは5人でM!LKなんだから!!」
何を勘違いしたのか1人オロオロする舜太が愛らしくて笑みがこぼれる。
「舜太は素直で真っ直ぐでほんといい子だよね」
「も〜!だからなんなの!それ!この前はやちゃんもいきなりそんなこと言ってた!」
舜太ってまじで「ハッピーレッド」だね。一緒にいるだけで幸せになれる。
きっと舜太を好きな人はこの笑顔にすごく救われてるんだろうな。
「ありがとう。舜ちゃん」
「ん?うん!」
なんのお礼かわかってなさそうに返事をする舜太に笑いが込み上げてきて見つめあって2人して大笑いした。
「 」
この気持ちを笑い飛ばすかのように。
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