夢の死

今日の子はクラスの子

首をカッターで切って死んだ

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授業中に後ろの席の男子に言っていた。

「カッター貸してくれない？」

男子は何も疑わず「はい」とカッターを貸していた。その子はカッターを持った瞬間、段々表情が暗くなっていって首にカッターを突きつけた。男子からカッターを貰って数秒のこと、教師は気づいてなかった。一番最初に気づいたのは前の席の男の子、後ろ側に生暖かい液を感じて振り向き、振り向いた瞬間叫んだ。首からタラタラと垂れていく紅色、表情は暗いのに口元は緩く微笑んでいる後ろの女。プライドとかそんなもの全てどうでもよかった。ただただ、怖くてグロくて死を目の前に見た気がしたのだろう。