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柔太朗side
仁ちゃんに別れを告げられた夜、俺は全く眠ることができなかった。
ベッドに入っても、いつも隣にあった温もりがない。
仁ちゃんの優しくてどこか甘い俺の大好きな匂いもしない。
いつもなら当たり前に隣にいるはずの人がいない。
たったそれだけのことなのに、こんなにも寂しいなんて思わなかった。
結局一睡もできないまま、某音楽番組の収録会場へと向かった。
楽屋に入るとどうやら俺が最後だったらしい。
勇斗「おー、柔太朗!おはよー」
太智「おはよ!」
舜太「柔太朗珍しいな!最後なんて」
柔太朗「うっせ(笑)」
いつも通り、みんなが次々と挨拶をしてくれる。
そして、
仁人「柔太朗、おはよ」
柔太朗「う、うん。おはよ」
仁ちゃんも、いつもと変わらない笑顔で挨拶をしてくれた。
……いつも通りだ。
そのことが、どうしようもなく俺を悲しくさせた。
昨日まであんなに近くにいたのに。
今はもうただのメンバー。
でも、俺はまだ諦められない。
もう一度仁ちゃんとやり直したい。
荷物を置くとメイクが始まるまでにはまだ時間があった。
ふと見ると仁ちゃんがソファに座ってスマホを触っている。
俺は少し迷ったあと意を決して仁ちゃんの隣へと向かった。
そして、できるだけ近くに腰を下ろした。
少しでも仁ちゃんのそばにいたかったから。
────────────────────────
仁人side
マンションに着くと俺はすぐにお風呂に入り、そのままベッドに入った。
柔太朗のいないベッドは、いつもより広く感じた。
隣にあるはずの温もりがなくてどこか物足りない。
……でも、もう決めたことだから。
俺は寂しさに気づかないふりをして目を閉じた。
そして翌日。
某音楽番組に出演するため会場へと向かった。
いつも通り俺が一番に楽屋へ入り、みんなが来るのを待つ。
しばらくするとメンバーが次々と楽屋に入ってきた。
けれど、柔太朗だけがなかなか来ない。
舜太「柔太朗こーへんな。仁ちゃんなんか知ってる?」
俺たちが別れたことをまだ話していないから、舜太は何気なく俺に尋ねてくる。
仁人「さー、まだ寝てるんじゃない?」
勇斗「なんだよそれ(笑)いつも一緒に来てたじゃん」
仁人「あー、今日は別々で来る日だったんだよ」
勇斗「なんだそれ(笑)」
咄嗟に嘘をついてしまった。
言ってしまえばいいのに。
昨日、別れたんだって。
でも、なぜだか言い出せなかった。
みんなとの会話が続いているとようやく柔太朗が楽屋に入ってきた。
みんながいつも通り挨拶を交わす。
俺もしなかったら不自然だと思い顔を上げた。
仁人「柔太朗、おはよ」
柔太朗「う、うん。おはよ」
少し戸惑ったような返事。
……そりゃそうだよな。
昨日の今日だもん。
挨拶を交わしたあと、俺は何事もなかったかのようにスマホへと視線を落とした。
すると、隣からボスッとソファが沈む音がした。
何気なく横を見るとそこには柔太朗がいた。
……え?
なんで?
なんで、わざわざ俺の隣に座るの?
別れたんだよね俺たち。
戸惑いながら柔太朗の顔を見る。
すると、目が合った。
その瞳には、昨日までとは違う、何か強い意志のようなものが感じられた。
……なんだよ。
そんな目で見ないでよ。
俺たちは、もう別れたはずなのに
み!
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#ご本人様には関係ありません
コメント
1件
うわ……別れた翌日に顔合わせるの、つらすぎる😢 柔太朗が隣に座るシーン、すごくドキドキした。もうただのメンバーなのに、まだ想いが残ってるのが伝わってきて。仁ちゃんの「そんな目で見ないでよ」って心の中の叫びも刺さる…。二人とも我慢してて切ないけど、まだ終わったとは思えない感じがするよ。続きが気になる〜