真ん中記念の類寧々連載…!!1話ごとにお話が違います!なんていうか物語のプロローグをひたすら書いていく感じです!人気があるやつはシリーズ化するつもりです!それではSTART!
荒々しく吹き荒れる戦場。どれだけ殺しても絶えない敵。
「お嬢様!!ここは危険です!逃げてください!」
「いいえ、類を置いてなんて行けないわ。わたしは類とともにここへ残る。」
「っでも!」
「いいの、わたしは類といたいの。あなたがいない世界なんてこれっぽっちも楽しくないもの。ね、だからいさせて。わたしの、最初で最後の、我儘だから、お願い、聞いて。」
「お嬢様、僕はお嬢様に死んで欲しくないです。我儘は聞きますから、だからっ、死なないでください…!」
「……うん、分かった。約束する。あなたも死なないで。ほら、守ってくれるんでしょ?行ってきて。」
「はい…!待っててくださいね」
この時、お嬢様の我儘を聞いたのがダメだった。
「お嬢様、?な、んで、お嬢様、なんでっ」
「どうして、あなたはッいつも、いつ、も」
その後血塗れになったお嬢様を御当主様の元へ運び、お嬢様は苦し紛れの御当主様の手で焼かれてしまった。
チチチチッチチチチッ
「ぅ、ぁ、もう、朝か」
重たい体を起こして、目を擦る。今日も憎いほど眩しい空に顔をしかめる。
「今日はお嬢様の命日、か。」
お嬢様が焼かれた数年後、僕は戦死した。そして、無惨にも僕はこの世界にもう一度生まれてしまった。
「お嬢様も、どこかにいるのでしょうか」
「だめだ、支度をして家を出なければ。」
時刻は既に今から出ても遅刻ギリギリと言ったところ。
「お母さん、行ってきます」
「ええ、行ってらっしゃい」
学校へ行くために街を出て、そして、いつもありもしないお嬢様の姿を探してしまう自分に反吐が出る。でも、お嬢様もきっとこの世界にいるから。そう、信じているから。今日も僕は諦めきれずに彼女を探す。
ドンッ
「っ、あ、すみませっ」
そこで息が詰まる。目の前に、いる。僕の探していた人が。そこにいる。
「お嬢様、見つけた、!」
彼女の腕をつかんでそう告げる。
「……へ、変態っ!」
「______へ?」
そう、この物語は好感度マイナス1000から始まるお嬢様とその従者の不思議なおはなし。
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スゥゥゥゥପ(꒪ˊ꒳ˋ꒪)ଓ昇天 (訳:最高だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!生きてて良かったぁぁぁぁ!)