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@澄華_☁️🫧
8,169
♯3
(おはよー勇斗♡。)
(今日の帰り一緒にどっか行かない?)
『おーいいよ。どこ行くか決めといて。』
(おっけー!てか、ピアス空いてるじゃん!)
(似合うね♡)
『うるせぇよ笑』
勇斗と彼女。俺には見せない顔してる。その一瞬の出来事が胸を締め付ける。そして彼女が勇斗の耳を触っているのが許せない。
俺が開けたピアスなのに。勇斗だって無防備すぎるんじゃない?
(どうしてピアス開けたの?)
『んー?友達とのノリ。』
え、あ。友達とかいって誤魔化して俺の名前さえ出してくれない。
出せない。
あぁ、俺は友達なんだ。全然進めない。触らないでって言えない。
言えないよ。
(えー、私もお揃いにしたいな~♡?)
『いいじゃん笑』
きゅ、?なんだか胸が締め付けられた。俺は必然と自分の耳に手を持っていき耳たぶを軽くつねる。
昨日は特別だったはずのピアスが
彼女に共有される未来を想像してしまう。
卒業式
勇斗?勇斗の耳にあるはずのピアスが見当たらない。忘れてしまったのか?
あの大切な大切な約束を。
俺はその一瞬で勇斗を心底軽蔑した。今まではなんだったのかと。
どうせ彼女とイチャイチャでもしてるんじゃないか?
俺には構ってくれないくせに。
「勇斗、おはよ。」
『ぉーおはよ仁人~!』
気まずくてピアスのこと、聞けない。
え?なんのこと?とか返されたらおれもうダメかもしれない。
『仁人?そろそろ行こうぜ。』
「あ、あぁ。」
動揺を隠せない。
(勇斗ー?♡ツーショ撮ろ?)
『いいけど、俺用が、、』
(お願い!!ちょっとだけ!)
『えぇ、しょうがないなぁ、』
(やったぁ、!♡ )
(はいチーズ、!)
『はいはい、おっけ?もーいい?』
(待ってよ!そんな急ぐことないじゃん笑)
『俺友達と写真撮らないと、』
『あっ、ほら仁人!』
『写真撮ろ!!』
(ふん、じゃあいいやまたね♡)
なんだかいらいらする。そんなにいちゃいちゃしてたいですかって。こっちからあっちの会話は聞こえないけどピアスのことだって。
『仁人~おつかれー!』
『写真撮ろうぜー!!』
俺はへらへらとしている勇斗に嫌気が刺してしまった。
「……なんだよそれ。」
『…え?』
「さっきからずっと彼女といちゃいちゃしてたくせに!!」
「ピアスのことだって!忘れてるくせに!!」
『ちが、これは彼女の前でつけないようにしてただけ、で』
「どうせそれも嘘なんじゃないの?!」
「こないだだってお揃いしたいとか言ってたじゃん!!彼女と!」
『おま、仁人いい加減に、』
「こっちだよ!!そんなに言いたいのは!!」
『ご、ごめん。本当にごめん。』
「俺、勇斗のこと大好きだったのに。」
『…え。』
「もういいよね?大学も違うし。もう会えないかもね。」
「じゃあね。」
『ちょ、待って!まだ話したいことたくさん、』
「また会えたらいいね。」
あれ、涙が止まらない。勇斗から離れた瞬間悲しさでどうにかなりそうだ。ふらふらして、足がしっかり動かない。
後悔してるかもしれないけどもう戻れない。
俺が捨てたんだ。この関係を。
3話目終わりです‼️すぐ出すとか言って間空いてごめんなさい🙇♀️
ではまた!
コメント
3件

早く続きか見たいです!!
第3話、読ませていただきました。仁人の嫉妬と切なさがひしひしと伝わってきて、胸がぎゅっとなりました。特に「俺、勇斗のこと大好きだったのに」という台詞には、その一途な気持ちが痛いほど詰まっていて…。ピアスという小さなアイテムが、二人の関係の象徴になっているところがとても好きです。更新、ありがとうございます。続きが気になります!