ロシア×ベラルーシ
(ベラルーシ×ロシア)
※政治的意図・及び特定の国を侮辱する意図はありません
※過度なグロテスク・性的描写に要注意
※リョナとはまた別のお話ですが、血飛沫や内臓などグロテスクなものが苦手でしたら、あまり閲読は推奨しません
並びに、食事中の方もあまり閲読を推奨しません。
※ベラルーシが重度のヤンデレ
僕だけが、僕だけが …―ずっと、君を傍で見てきた。
もちろん今も可愛いけれど、小さかった頃の君は特段に可愛かったなあ。
君は「モスクワ公国」 僕は「ポロツク公国」
君は知らないようだけど、実は僕の方が年上なんだ。だけど、君はどうしても兄貴面がしたいようでいつも上から目線。
でも、そんなところも可愛いから、結局許してしまう。
モンゴルの奴らに何もかも破壊されたときは、辛かったよね。
その頃の僕は、リトアニアたちの鎖に繋がれていた。だから君を守ることなんて、夢のまた夢だった。
けれど…それから何百年も経って、君が僕を迎えに来てくれたとき
僕は泣きたくなるほど嬉しかったんだ。
やっとリトアニアとポーランドの支配から脱することができた、大好きな君とまた暮らせる。それがすごく嬉しかった。
もちろん、本当は誰と一緒に居るべきなのか、そのくらい頭では分かってるんだ。
それでも、リトアニアにいくら優しく甘やかされようと、君と共に血を流す日々のほうが何倍も甘くて心地よい。
リトアニアの温かい手のひらよりも、君の冷たい拳の方が好きなんだ。
君のためなら、熱せられた鉄を裸足で歩くことなど容易いだろう。ただ、僕が君にいくら尽くそうと、君は僕を見てくれない。いわば、影のような存在なのだ。
アメリカやドイツは時に君の宿敵として立ちはだかって、君の視線を真っ直ぐに受けるだろう。けれど僕は君の影だから、君の視線を真っ直ぐに受けることなんてできない。
君の影であることが嫌だなんてそんな贅沢を言うつもりはないけれど、君にとっての唯一無二になる願望は全くない、と言ったら嘘になる。
「僕だけ」が良い。僕だけを見てよ。ねえ、ロシア。
脳を羊水から引きずり出されるような感覚で、夢から覚めた。
その瞬間、全身に痛みが駆け抜ける。
そうだ、昨晩は――。
そのまま、このホテルで寝てしまったのか。
ズキズキと鈍く痛む腰をさすりながら、上体を起こす。
ロシアはまだ寝ているようだった。
絵本の世界から飛び出してきたのかと思うほどに美しく長い睫毛が、寝息とともに微かに揺れる。
カーテンの隙間から漏れて差し込む朝日が、彼の緩んだ口元を照らしていて
恐ろしいほどに愛らしい。
ずっとこのふわふわとした感覚に浸っていたい。
けれど、ベッドサイドテーブルに転がった空の瓶…―恐らく市販の睡眠薬か精神安定薬だろう―…それが視界に入ると、ぱっと現実に引き戻されてしまった。
ふと手首を見ると、昨晩の行為中にずっと強く掴まれていたせいか、締めつけられた痕がくっきりと残っている。
どうせロシアは、僕以外の奴だって散々抱いたことがあるんだろうなあ…。
それに、世の中にはいろんな汚い欲望をもつ者がいる。こんな綺麗な顔をしている彼であれば、誰かに身体を委ねたこともあるのかもしれない。
いまさら僕が君に抱かれても君を抱いても、君の「ハジメテ」にはなれない。
そんなある日に、ふと思い立ってしまった。
書きかけの報告書を前に、ぼんやりとコーヒーを冷ましていると、ふと胸の奥に浮かんだのだ。
鉄壁かつ血塗られた人格に見えて、本当の本当は純粋な君。そんな君のハジメテを奪うことが、僕にもできるかもしれない。
かつては純白だった君のハンカチも、いまでは血の匂いを吸って深く汚れてしまった。
それでも、まだ白い部分が少しだけ残っている。
僕が、その白を染めてあげよう。
思い立ったが吉日、旨い物は宵に食え――とはよく言うものだ。
いやいや、笑ってしまう。
自分の行動がまるで安いことわざに支配されているなんて。この言葉の響きがどこか滑稽で、どこか残酷だった。
それに、僕が食ってしまいたいのは「旨い物」なんかじゃない。ただ苦くて痛くて、どうしようもないだけ。
だけど、どうせ今晩も、明日の晩も明後日の晩も。君は、薬と誰かの体温がなければ眠れないだろう。
僕だって同じだ。
だからいっそ、君に拒絶されても奪ってしまおう。
君の体温を借りて夢を見せてよ。
それだけでいい。そう思ってしまった時点で、もう僕は戻れなかった。
ふと時計を見る。
針は夜を指しかけている。
スマホ画面に触れる指が、少し震えていた。
“今夜、来ない?”
自分の指が思い通りに動かなくって。メッセージを入力するのに、数分かかってしまった。
送信ボタンを押した瞬間、心臓がドクン、と静かに跳ねた。
スマホのロック画面を覗き込むと、12:37と表示されている。
こんな真夜中に俺を呼び出すとは、アイツもなかなか生意気になったものだ。
それはそうとして、ベラルーシが自室に来いと誘うのは珍しい。昨晩もそうだが行為に誘うときはいつもホテルを指定するのだ。
つまり、今夜はそれとは別件なのだろうか。
……―いや考えるのはやめよう。どうせマトモな話ではない。
けれど、彼からの連絡が来れば呼ばれるがまま足が向いてしまう。
どんなに歪んだ形であれ家族である彼には、どうしても嫌われたくないのだ。
そんな独白を胸に、ロシアは小さく溜め息を吐きながらドアノブを捻る。
ベラルーシの自室へと足を踏み入れた……
そのとき。薄暗い部屋の光景に、一瞬だけ息を呑んだ。
当然だろう、
普段あれほど従順なベラルーシの手に、キラリと白く光る刃物が握られているのだから。
とはいえ、軍用ナイフなんて言うには笑ってしまう、果物ナイフより華奢な代物だ。
リンゴでも切ろうとムキに力を込めれば、刃先が折れてしまうだろう。
ベラルーシの心情が慮れば「残念ながら」とでも言うべきか、彼がその程度で怖じけるはずもないのだ。普段と変わらぬ冷めた顔つきで、ゆっくりと二度目の溜め息を吐いた。
ロシア「はーぁ…何してんだお前…俺に言いたいことがあるならいつでも聞くのに」
まるで、氷を割るように静かな声。
彼の言葉の端々から、苦笑せんばかりの「呆れた」という感情が滲み出ていた。
― ”ベラルーシは俺をその小さなナイフで刺す気か”
そう思ったうえで、恐怖など微塵も感じていないのだろう。
そんなロシアの反応に、小さな寂しさと落胆を感じつつも、ピンクに染まったベラルーシの脳では「興奮」に軍配が上がっていた。
今にも張り裂けそうな理性に声を震わせながら、息絶え絶えに言葉を発する。
ベラルーシ『ねえ、しっかり見ててね』
「は?」
突然何を言うのかとロシアが顔を上げた瞬間、その視界に映ったのは、ベラルーシの纏う白セーターがじわじわ深紅に染まっていく様だった。
『くッ……ふっ、ゥ…ッは、はぁ』
ちょうど臍のくぼみあたりに刃を突き立てたようだ。
臍から足下へと滴り落ちる紅の雫が、ポタポタと床に垂れる。
ロシア「…ッは、?っ、おい、ベラ…?何がしたいんだ…」
自分の腹を刺したのか?何のために?俺に見せたかったのか?
ロシアの頭で膨張する疑問を吹き払うように、ベラルーシは足を引きずって歩み寄ってくる。ぽっきり折れそうなほど細い腹を抑えながら。
一歩、また一歩。
そのたびに、臍の傷口から溢れた鮮血が、まるで国の境界線を書き換えるような線を描いていた。
苦しげに吐息を漏らすその顔には、快楽を求める蕩けた笑顔が浮かんでいる。
すると、ベラルーシは彼の手をぐっと引いて、ロシアと共にベッドに倒れ込んだ。
『ッふ、ん…ぅッ、…』
ベラルーシの口元から小さな呻き声が漏れる。ナイフの刺さった腹の上から、ロシアが覆い被さるように倒れたせいか、その刃がより一層深く、肉壁を鋭く裂いて内臓に達したのだ。
その口から飛び出た吐血が、ロシアの顔にびしゃりとかかる。
ロシアはハッとして彼の身体から飛び退き、目を見開いて眉を顰めた。
それとは対照的に、ベラルーシは口の周りにこびりついた己の吐血をぺろりと舐めながら、恍惚とした笑顔を湛えている。
コイツには痛覚というものがないのか?と正気を疑うロシアだが、無論、彼にだって痛覚はある。
「影のような存在でも良い、充分なんだ」と自分を誤魔化し続けた果てに、純粋だったはずの恋心が熟れて腐って潰れた。その狂った感情が、麻酔薬となって痛覚を麻痺させているだけなのだ。
そうしておもむろに手を伸ばしたベラルーシは、静止画と紛うほど微塵も顔を変えずに、再びロシアの手をとった。
革手袋のよく似合う骨張った大きな手 …―かと思えば、触ってみれば意外にも華奢で頼りない指先
この血生臭い空間に困惑しているのか、微かに震えている。
それに愛くるしさを感じたのか、ロシアの手をじっくりと触って弄びながら、無邪気に口角を上げた。
『ねえ、…触ってよ』
「おまえ…変な薬でも飲んだのか?それに、腹、痛くないのか…」
彼の言葉を遮るようにベラルーシが首を振る。
ロシアの手をそっと、ぬるりと血が溢れる腹部へ誘導した。
ベラルーシからの視線が、砂糖水のように甘ったるく絡みついた。
それに何か察したのだろう、ロシアは
「……ッぃゃ、いや…だ」
と小さく抵抗を見せる。己の手より一回りは小さいベラルーシの手に握られながら、グッと力を込めた。
が、それ以上は何もしない。
その様子からも、彼が心の底から拒否しているのかどうかは、
…―まあ知れたところだろう。
事実、その視線は、血液の染み込んでゆくベッドシーツに釘付けなのだ。
『第二次世界大戦の頃の君は、偉大だった君は。幾万もの屍が内臓を吐き出した姿で転がっていようと、咽せることすらなく銃を構えて祖国を守った。今更こんなのを見たって気持ち悪くも何ともないでしょ? どうしてそんなに震えてるの?』
甘い声で揶揄うが、返事はない。
静寂が深まるごとに、だんだんと血の匂いが濃く強く嗅覚を刺激していった。
『知ってるでしょう、ロシア。僕たち国家は、国として存在しうる限り、どれだけ内臓を潰されようと四肢を砕かれようと、死ぬことはないんだ。ね、そうだろう。』
普段そっけない彼の狼狽える姿を愉しみながら、
刺さりっぱなしであったナイフをベラルーシ自ら引き抜く。
その瞬間、栓が抜けたように血が噴き出した。薔薇の花弁を撒くように飛び散って、無論、目の前のロシアも返り血に染まってしまう。
『だからお願い、僕のワガママを …― 聞いてくれる?』
「っはッア、ッ分かった…!分かった、から、手ェ離してくれっ、」
パッと手を離すと、ロシアの手の甲には、ベラルーシの指の痕がくっきりと赤く残っていた。
白いセーターを胸元まで捲ってから、血がどくどく溢れ出る傷口をガーゼで拭う。
刺傷は3cmほどである。
何度ガーゼで拭っても、呼吸をするたびに赤黒い血が傷口まで込み上げて、どろっと溜まる。
「今から?ここを…?」
背筋がぞくぞくとして、思わず生唾を呑み込んだ。
そうして促されるがまま
氷のように冷たいロシアの指先が、臍の刺し傷を撫で、血がごぽごぽと流れる。
その “腹の入り口” に人差し指をねじ込むと、ベラルーシの内臓が蠢いて赤黒い血塊が指に絡みついた。まるで、柘榴の実を裂いて溢れた粒のようだ。
『ん”ッっ、ッぁ、…ろ、っァ♡ ―んぅッ♡…ッぐ、』
冷たかった指先が、真っ赤な腹を掻き回すごとに、体温に染められ熱くなっていく。その身体では、腹部の激痛が脳に快楽と誤認され、足先から舌先までビリビリと電流が走った。
当然ながら呂律が回らないようで、餌を求める鯉のようにあぐあぐと口元を緩ませている。
『ぁ”♡―ぅ、ん”♡ッは、ぁっ』
脳が快楽と激痛に侵される度、ずっと恍惚としていたはずの顔が崩れていった。
必死に息を吸おうと口を開けると、薄い水のような唾液が頬を伝う。
『ッぁ…―ろひッ、ろしッあ♡もっと、奥、もっと…壊してッ』
オルガズムに歪んだ瞳から、涙がゆっくりと溢れ出た。
脳を震わす強烈な痛みによる、生理現象的な涙だろうか。
お望み通りに、と言わんばかりにロシアの指先がぐちゅぐちゅと深く食い込み、肉の裂ける音がした。
『―ん”ッッっぁあ”♡♡ぁ、ッふ、…っ♡』
再度血が噴き出て、ロシアの顔が鮮血に濡れる。
ベラルーシの口からとろりと流れる唾液に、絹糸のように吐血が流れ込んで、ベッドシーツを赤く汚した。
あまり深く傷つけないように気をつけながら爪を立て、ぐりぐりと弄る。
そうしているうちに
始めは指一本を咥え込むのでいっぱいだった傷口が、肉壁の悲鳴と共に開いて、指二本入る程度になってしまった。
ロシアの指に犯されて満足したのか、大人しくなっていたベラルーシだったが、
『ねッ、ぇ♡…ろし、あ…』
再びしっとり口を開いた。かと思えば、ガクガクと震える指先がロシアの太ももを這い上がり、硬く脈打つソレに触れた。
早くシてくれ、と無言で訴える。
「待て……ベラ!ふざけるな…お前、頭どうなってんだ?」
ロシアの声は低く震えていた。言葉では拒絶しつつも、家族の鎖が絡みついて動けない。
甘ったるく肺に沈む愛欲が、喉をキツく絞める。
やっとの思いで「気持ち悪い…」と言葉を捻り出したが、ベラルーシの耳には届かなかったようだ。
それどころか、血塗れの笑みを浮かべながら、腹の傷口をさらに広げてみせる。
再び肉壁が悲鳴を上げる。
『僕ッね、…どうしても、君の ”トクベツ“ な何かが 欲しかったんだ♡』
『んっ……ッ見て、ロシア。あは…♡はぁっ、お腹の穴からナカを犯したことなんて…無いでしょ? ッふ……ぅ、やっと、君のハジメテ……僕のッ もの、♡ だよね…』
内臓の温かい息遣いが漏れ、赤黒い血が、どろりと溢れた。恐る恐る覗き込めば、臍周りのその穴から、腸のうねる様子が見え隠れ。
歴史の傷が身体に蘇る。
ベラルーシの腹は、かつての戦場。
内臓は、屍の山。
だが、国家は死なない。痛みは単なる快楽の予告でしかないのだ。
身体のナカはこんなに温かいのに、心は空っぽなのだろうか。
俺が壊してしまったのだろうか。
ベラルーシのスラックスは、血液と汗でくたくたになってしまったようだ。
彼の履いていたそれを脱がしてやると、露わになった太ももの素肌を、ロシアの血濡れた手が紅く濡らす。
するとベラルーシは、自身の恥部…―グロテスクに硬く反り立ったそれを、血でぬるぬると自慰し始めた。
透明な先走りが垂れ、赤黒く粘った血液が陰部に絡みつく。
鉄臭い匂いと甘く熟れた匂いが、混ざり合って部屋に充満する。
『あっ♡は、ぁ”……ろし♡……ぅ”ッろ、しあっッ、ろしあ♡』
もはやその口から漏れ出るのは、鮮血と喘ぎ声、そしてロシアの名のみである。
つっかえそうに息をするロシアは、
少しでも乱暴すれば胴が裂けてしまいそうな、ベラルーシの身体をぐっと引き寄せた。
傷口から溢れる血液という愛液を、ベラの後ろの口にぬぽぬぽと滑り込ませる。ローション代わりなのだろうか。
血の温かさと粘度が、骨ごと溶かすように柔らかく熱を帯びる。
そのまま、血でとろとろに溶かされた後ろの穴に、熱い肉棒を押し込んだ。
ずぶっと沈む音。そして同時に、蕩けた内臓が押し分けられ、血が噴き出した。
『んぁっ♡♡ぁ、ひぅ”ッ…♡ぉ”ッ…』
ベラルーシの脳内で、体力の限界のアラートと同時に、快楽神経が絶頂を迎える。
痛みが電流のように全身を駆け巡り、腸の蠢きがロシアのものを締めつけた。
ピストンの度に、ぐちゃぐちゃ体液と血液が混じる音が響いて、ベッドシーツに飛び散っていく。
『っは、ぁ、♡ぁぐ、ッぁ♡…ん…』
「ッおい、ベラ……っは、」
何度目かのピストンで、ぐっと後孔から腸を押し上げたとき、ベラルーシの赤く汚れた陰茎の先が白濁を吐き出した。が、これは白濁と呼べるのだろうか?
ナカがひくひく痙攣するのと同時に、血の混じった液がどろどろと噴き出る。
『あ、ぁ”ッン♡~~~ッッ♡♡…―ッ♡』
快楽と痛み…―それを受け止めきれないのか、小さい舌を出して、びくびくと肩に縋り掴んできた。
だが、それを紳士的に受け止めるテクニックも余裕も、ロシアにはない。
ロシアの頬を伝って流れた汗が、内臓が溢れるベラルーシの腹に、ぽたりと滴り落ちた。
それが彼の痛覚にじんわりと染みて喘ぐのと同時に、ぎゅーっと締めつけられた肉棒がナカでうねる。はやく、はやくと言わんばかりにピストンを繰り返していると、ついにびゅる、びゅ~~っと吐精した。
腸がびくんっと激しく跳ね、血糊混じりの白濁が飛び散る。
腹の穴に指を突っ込んで掻き回してみると、
『あ“ぁァッ…~~~♡んっ”ッッひ…―♡』
彼の悲鳴のような息遣いとともに、内臓の中から白い液が見えた。
血液と体液が腹の中で混ざり合う。
じんわりと臓器に溶け込んでいった白酒は、血に揉まれて、だんだんと白みを失う。生臭い純白を鉄臭い黒血で染めゆくようだ。
焼け爛れたと錯覚するほど、熱を帯びて血を吐いていた傷口は
既に、じんわりと熱を失いながら再生を始めている。ロシアの指、そして彼の愛液の温もりを感じて、ぴりぴりと脈打った。
国家の体は壊れても、すぐに元に戻る。
…―モンゴルの破壊から蘇った歴史のように
…―リトアニアの手から、ルーシの鎖に還ったように
真っ白だったベッドシーツは、もともとこの色だったのかというほど、端まで暗赤色に染まっていた。
崩れ落ちるように抱き寄せると、ロシアの指が、僕の血みどろな頬を優しく撫でる。
やっと……僕だけが君の純白を染めた。今だけは、影じゃない。君の瞳に唯一無二として刻み込まれている。
部屋に満ちた鉄臭いが、だんだんと心地よく嗅覚に馴染む。
朝の光がカーテンから差し込み、血の海を淡く照らしていた。
だが、心の底では知っている。この痛みが、また欲しくなるだろう。永遠に、君と血を分け合う日々を。
コメント
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こういうぐちゃぐちゃな愛大好物です、、❤️ 絵もうまくて文才もある。神ですか?
コメント失礼致します。ベラルーシ……。そしてそういう意図があってのことですわね。確かにここ最近凄いらしいですしね。何故かこの物語のベラルーシは狂気よりも純粋な愛の伝え方が分からない子みたいな感じがしました
今までの小説を全て削除したということで、謎に再度小説を書くモチベが上がってきましてね。7000文字超えのそこそこ長文書いてしまいました。 是非いいねお願いします(承認欲求の奴隷) 今回のお話は、ロシアのハジメテが欲しくって、せや腹ん中に入れるのは初体験やろというマインドで半ば強引にいちゃこらするベラくんです。ベラのロシアへの一体化が深刻化していると聞いて書きました(不謹慎) 若干ベラたんの片想いっぽいロシベラですが、まあ一応両想いなのかもしれないですね。ロシアも必死にベラルーシをロシア化してるみたいだし(最悪) ベラくんの行動が紅い華が咲き乱れて私は脳漿炸裂ガールすぎる。あでも男の子だから内臓炸裂ボーイかな。 それはそうとして某ルカシェンコ氏、同性愛者になるくらいなら独裁者と呼ばれた方がましだと言い放ったことで有名ですよね。こんなロシア×ベラルーシとかいう小説読んだら卒倒するんかな(小並感)ルカシェンコニキ。 では以上!久々に小説を書いてやたらと饒舌な雪達磨でした🥰