テラーノベル
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普通に忙しい! 仕事と唐和開港綺譚新刊打ち合わせと唐和開港綺譚コミカライズ打ち合わせと学科の勉強と技能講習が詰まってて! あと皿洗いと洗濯もある!
千歳も千歳で、家事と御札の仕事と星野さんの旦那さんの畑の手伝いが詰まっていて忙しい。夏野菜いっぱいもらって帰ってくるから、食卓は潤うんだけど。
夏野菜の焼きびたしと夏野菜カレーが並ぶ夜の食卓。千歳はもりもり食べながら俺に聞いてきた。
『明日さ、お前外仕事だろ?』
「うん」
『ワシ、近くまでついてって適当に暇つぶしてるから、気をつけてやれよ?』
探してる魂10体のことで、いつ何があっても対応できるように、俺と千歳はあんまり離れないようにしようってなってる。
「あ、うん、それとさ」
これ、もしかして千歳忘れてる?
「明日さ、誕生日だろ、千歳」
『あ! 本当だ!』
千歳は目を丸くした。やっぱ忘れてたな。
「プレゼント兼誕生日ケーキってことでさ、いいケーキ屋のチョコミントタルトをさ、ワンホール予約してあるんだけども」
『え!? そんなんあるのか!?』
千歳は飛び上がらんばかりに驚いた。
「横浜のケーキ屋に予約してあるから、明日の仕事終わりに一緒に受け取りに行こう」
『わー! チョコミントタルト! うれしい!!』
千歳は手放しに喜んでくれた。
千歳が喜んでくれるなら、俺もうれしいよ。千歳のためなら、忙しくてもこういうことはやれちゃうんだ、俺。
コメント
1件
うわあ、806話も続けてこの日常の温かさ……! 千歳の「忘れてた!」からの素の喜び方がすごく可愛くて、思わずこっちまで一緒に「わー!」ってなりました。忙しい中でも千歳の誕生日を覚えてチョコミントタルトを予約する「俺」の気遣い、そしてそれを手放しで喜べる関係性、この二人の積み重ねが本当に愛おしいです。長い連載の中でこういう「何でもないけど大切な日」を切り取ってくれるのが、がくじゅつてき・あかげさんの作品の魅力ですね。
#幽霊
凛道桜嵐 新
193
#日常
がくじゅつてき・あかげ
22,155
わーい
41
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