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バチバチと燃える僕の居場所
助けて、
誰か
この絶望から───。
拾われて6年間育った場所
br 『…ぼく、悪いことしちゃったかなぁ?』
カケル『ぶるーく。大丈夫。俺がついてるから』
br 『…ッ、なんで…、なんで…!』
ギュ…
僕の居場所がなくなってしまったことを受け入れることが出来なくて、僕はただ1人残った唯一の家族に抱きついた。
カケル兄ちゃんの腕の中はとても温かかった。
そう、とても
生ぬるかった。
br 『兄、ちゃん…?』
ズルッ…
br 『…ひっ、っ』
兄ちゃんの首が、おちた。
なんでなんでなんでなんで!!!
br 『あ…、ぁ…。や、…めて……』
br 『兄ちゃん…ッ!!!うぁぁぁぁぁ!!』
泣きじゃくる僕の後ろにきっと兄ちゃんを殺した奴がいる
早く、僕も死にたい
でも、その前に復讐をしなくちゃ
br 『うぁぁぁぁぁぁあ!』
薬草と木の実を取るために持っていた小さいナイフで僕は突っ走った
カキンッ
振り回したナイフは呆気なく飛んで行く
br 『あは…』
やっぱ、僕は僕で。幸せになれないんだ。
そう感じて命を差し出した
??『…君は…、勇気があるね』
ふと言われた言葉に目を開ける
??『…ねぇ、俺の事憎い??』
優しくてホカホカのパンケーキみたいな
そんな声
カケル兄ちゃんと少しだけ声が似ていて
僕は答えてしまった