阿「お迎えに来ました〜」
先「翔太くん、涼太くんお母さんお迎えに来たよー!」
夕方幼稚園にお迎えに向かう
翔太と涼太は同じお部屋のゆり組さんに通っている
今日も先生に呼ばれ大きな声で返事をして
自分の元に全力で手足をフル回転させながら
走り寄ってきてくれるこの瞬間が愛おしくて
本当たまらないんだよね
翔「ままぁ〜〜‼︎ギュッ」
涼「たらいまぁ!」
阿「翔太、涼太おかえり荷物取っておいで」
先「あの、1つ聞きたいことがありまして、」
阿「…何かありましたか?」
先「翔太くんと、涼太くんが最近お互いの事を抱きしめ合ってほっぺにキスするんですね、それを見た他の子達が真似するようになってしまって…、」
阿「え、翔太と涼太がですか⁇」
先「はい、聞いてみたら元気の出るおまじないって言ってたのでてっきりお母様が教えたのかと思っていたのですが」
阿「…家に帰ってからまた詳しく聞いといてみます!」
翔太と涼太がそんな事してるなんて思いもしなかった…
元気の出るおまじないとか多分たつや辺りが教えたのかな?
家に帰り晩御飯の準備をする双子はリビングで
康二が仲良く遊んでくれているから任せることにした
翔「こっちゃ、ぱぱねぇ」
康「ええで!こうちゃんはパパすればええんやね!」
涼「りょたはままぁ!」
翔「しょたはしょたぁ!」
康「ほなおままごとしよか!」
涼「ぱぱ、こぇどぉーぞ!」
康「おぉ!今日の夕飯はにんじんやね⁉︎美味しそうや!」
翔「にんじんやぁー!」
康「しょった?涼太ママの作ってくれたご飯ちゃんと食べないと大きくなれへんで?」
涼「しょたげんきないない?」
翔「…なぃなぃ、」
涼「りょたがげんきにしたげる!ギュッ」
翔「ん!おまじないよぉ!」
涼「ちあげのちゅーね!」
ふにふにのほっぺたにプチュっと涼太が
チューするとにこにことご機嫌になる翔太
え、あんな可愛い事を2人は幼稚園でしてるって事⁇
近くで見ていた康二なんて驚いて夕飯のにんじん落としてるから笑
康「えっ、なんなんそれ!」
涼「げんきのちゅーよぉ!」
康「元気のチュー?」
翔「こっちゃ、げんきなぃなぃ?」
康「おっ、おん!なんか急に元気なくなってきたわ‼︎」
翔「しょたがげんきしたげゆ!」
涼「りょたもぉ!」
翔「げんきのちゅーね!」
康二のほっぺたにさっきと同様でチューをする
双子康二の顔がもうゆるゆるの笑顔になってる
お礼のチュー返すわ!って言って双子を全力で抱きしめてチュー返しをしている
てか一体誰があんなこと教えたんだろう…
見たところ康二ではないのはわかったけど
その後続々と家に帰ってきたお兄ちゃん達に
元気のチューをお裾分けするためにみんなの
頬にチューしまくっていた双子
流石に疲れたのか今日は早めの就寝についてくれて助かったけど謎は解けないまま
目「亮平寝ないの?」
阿「んー、ねぇ、翔太と涼太がほっぺに元気のおまじないでチューするの何でか知ってる?」
目「え、あれ亮平が教えたんじゃないの?俺てっきり亮平が教えたもんだと思ってた」
阿「違うよ⁇⁉︎てか蓮が教えたんじゃないんだ、」
目「俺教えてないよ?笑」
阿「じゃあ、一体だれが?」
大「ねぇー照にぃ〜…元気のチューしてよぉ」
照「はぁ?流石にもうしないわ」
大「えぇ⁉︎双子にはしてたじゃんかぁ‼︎」
照「あいつらはまだ小さいだろ⁇おまっ、いくつだよ」
大「10歳だよ!可愛い弟じゃんか!」
照「自分でいうな!笑」
阿「え、あれひかるが教えたの⁇」
照「へ?なに母さん」
大介が腰にしがみ付いてるのもお構いなしに
牛乳を片手に持ちながらこちらにきてくれる
阿「翔太と涼太に元気のチュー教えた?」
照「あー、教えた…でもちゃんとした理由があるから、こないだ双子が遊んでた時に翔太が使ってるブロックが涼太の手に当たっちゃって泣きそうになっててそれで元気の出るおまじないしてあげるって言って教えたのを覚えてたみたい…」
阿「そうゆうことね」
その日ダンスのレッスンで疲れてたから
泣かれたくないなと思い教えたんだとか
すぐ忘れると思ってたら結構双子からしたら
嬉しかったらしく幼稚園でもしたくなっちゃったのか…
目「でも、誰も嫌な思いがしない事だしまあいいんじゃないかな?」
阿「うん、そうだね双子も自分たち以外にはしてないみたいだし」
大「ねぇー大ちゃんにもしてよぉぉ‼︎⁇」
照「お前は早く寝ろ!」
大「てるにぃぃぃぃ!」
………………………………………………………
次回作…かけっこ
コメント
1件
大ちゃん可愛い♡