テラーノベル
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9
【お前に、話しておくことがある。
アンプタック会というマフィアには近づくな。
もし、狙われたり関わりそうになったりしたら、すぐに逃げろ。
例えお前でも、助かる保証はない。
すぐに逃げろ。】
あっと【なんでだ、師匠。】
【お前にもいつか教えてやる。今は話すときじゃない。】
話すときじゃない?なんで、師匠。俺に教えてよ。
師匠ッ
あっと「っはぁ、はぁ、はぁっ」
久しぶりにあんな過去を見た。
まぜ太「二度目のお目覚めだね。あっと♡」
そうだった、倒れたんだ。
まぜ太「体調は大丈夫か?倒れてから3日立ってるぞ」
そんなに…
まぜ太「まぁ、急にあんな情報聞かされたら、混乱するわな(笑)」
こいつ、分かって言ってやがる。
俺は、恨みを込めて睨んでやった。
まぜ太「まぁまぁ、そんな睨むなって。」
余裕そうな顔してムカつくな。
あっと「で?それで、まだ話があるんだろ?」
こいつはまだ、話したりてないはずだ。
まぜ太「分かってるね〜」
「俺のメリットは、俺の父親の血も混じってるお前を俺の嫁にすることで」
「今まではなかった、いやお前の師匠が食い止めていたお前を狙う輩を排除しやすくなる。」
「まぁ、俺は個人的にお前のことを気に入ったってのもあるけど…」
「要するに、お前を守るためだ。」
「お前は、人を殺すのが嫌なんだろ?」
分かってたのか…
俺は、人を殺すのが怖い。殺した人の恨みや憎しみが聞こえてくるようで。
あっと「…俺は殺し屋だから」
「人を殺すのが仕事だから」
なんで、そんなに優しい眼差しを向けてくるの?
まぜ太「無理しなくて、いいんだよ」
「あっと」
なんで、そんな優しい言葉を投げかけてくれるの?
俺は、その言葉を受取る資格はないのに…
気がつくと、自然と涙が溢れて、俺の本当の気持ちをポツリと語っていた。
あっと「本当は、人を殺したくない。」
「でも、俺の中で、師匠の言葉がずっと呪いのように付き纏ってくる。」
「何も考えなくていい。言われたことだけをやれって、」
「もう、人を殺したくない。」
「まぜ、助けて_。」
自然と溢れる言葉。
まぜは、俺の言葉を否定すること無く、ゆっくり俺に歩み寄って_。
優しく抱きしめてくれた。
まぜ太「大丈夫。俺があっとのこと助けてあげる。」
「あっと、話してくれてありがとう。」
俺は、初めて人の優しさに触れた。
初めて、人の温もりというものを知った。
俺には無縁だと思っていたのに_。
まぜ太「あっとは俺が守るから。」
たった一言なのに、その言葉に安心できた。
あっと「ありがとう。」
自分から人に感謝を伝えたのは、初めてだ。
気がつくと俺は眠っていた。
コメント
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最高です!続き待ってます!